Sさん 37th HBD ページ5
〈Sside〉
S「ただいま」
O「ただいまぁ」
『今年のみんなの誕生日はメンバー全員でお祝いしよう！』
という発案により(by.相葉ちゃん)、
まずは第一弾、私、櫻井の誕生日。
松潤が選んでくれたちょっぴり大人なレストランでお祝いしてもらった。
O「コート貸して。
クローゼット掛けてくる」
S「ありがと」
脱いだコートを智くんに手渡し、ソファへと沈み込む。
S「料理めっちゃ美味しかったし、プレゼントももらえて幸せだなぁ……」
何年経っても変わらずメンバーが大好きで、
むしろ愛は深まっていくばかり。
この先もずっと一緒にいたい。
O「俺、お風呂いれてくるね」
S「あっ、何から何までごめん……」
O「いーのいーの、今日は主役なんだから」
S「ありがと……」
お言葉に甘えて今日は余韻に浸っててもいいかなと、
寝室から出てきてお風呂場へと向かう智くんを感謝の気持ちを込めて見送った。
S「あ……」
メンバーにお礼のメッセージを送ろうとした時、スマホが充電が少ないことを知らせる。
仕方なく重い腰を上げ、寝室へと向かう。
S「ぇ……」
自然と声が漏れた。
俺の視界には、風船などで飾り付けられた寝室が飛び込んできた。
ベッドの上にはふわりとした優しい灯りを放つライトが二つ。
その間には花束と一枚の封筒があった。
*
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作者名：あーこ | 作成日時：2018年11月3日 0時
