表情の裏の感情＊N＊ (ページ26)

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歓迎会か…。

あまり行きたくないけど、藤野さんに言われたら断れない。

さっきの事故？でまともに二宮さんの顔を見れずにいる私。

もくもくとシュレッダーをかけているの二宮さんから…

和「行くの？」

久々に目が合う。

二宮さんはしっかり私を見ている。

私も冷静にと心に言い聞かせて返す。

私「うーん、藤野さんに言われたら断れないですね…」

和「そっか…」

二宮さんはどうするんだろ…。

こんな時まで二宮さんのことを考えてしまった自分にまた顔が熱くなる。

和「おれも行くか…」

私「え」

聞こえるか聞こえないぐらい小さい声で呟いた二宮さんの声に私は反応してしまった。

思わず手を止めた。

和「ん？どした？」

私「あっ、その、二宮さん歓迎会とかあまり来なさそうだなと…」

和「まぁ、藤野さんに言われたしね。Aさんも行くなら行こっかなーって…」

また二宮さんは女子が喜びそうな事を言う。

なんて返したらいいのか分からなくてだんまりしてしまう。

和「ふふ(笑)まぁ、これで作業終わっていいっしょ。デスク戻ろー」

そう言ってフリーズした私を見て笑いながら片付けを始めた。

私も我に返って急いで片付けを始める。