＊24＊ ページ24
なんでだろう。
二宮さんといるといつもの自分でいられなくなる。
その…、冷静でいられなくなる。
さっきのだってきっと普通の事なんだろうけど、私にとっては普通じゃなくて。
今こうして一緒に作業しているのも不思議だ。
同じ会社の人なんだから、なんらおかしいことはない。
でも…。
二宮さんといるとなんか…。
ボーっとしてしまう。
こんなこと始めてで、どうしたらいいのか分からない。
資料をシュレッダーにかけていると、二宮さんに肩をトントンとされて振り向いた。
私「っ」
振り向いた瞬間、想像以上に距離が近くて一歩後退りをした。
そしたら運の悪いことに、下がった先にはシュレッダーから繋がるコードが。
その瞬間はスローモーションのような感じだった。
頭から落ちそうになる。
怖くて目を瞑る。
思わず腕を上げた、その瞬間…。
パシッッ
和「っっ」
私「…」
和「……」
私「…あ」
目を開けると、さっきよりもすぐ目の前に二宮さんの顔が。
私「へ」
間抜けな声が出る。
和「あ」
二宮さんも驚いてるのか目をまんまるにしている。
和「だ、大丈夫？？」
私「は、はい…」
ゆっくり私から離れていく二宮さん。
すると二宮さんが頭を掻きながら、
和「こんな漫画みたいなことほんとに起きるんだね(笑)」
たしかに。
でも…。
すごくドキドキした…。
私「ははっ、ソウデスネー」
うまく返事できなくて、ロボットみたいになる。
やだ、なんか身体が熱い？？
えっ、なんか頬っぺたが熱い！？
やだっ、えっ…。
たぶん今すごく顔が赤い。
両手で頬を隠してみる。
和「どした？？どっか痛い？？」
二宮さんが心配してくる。
でも「心臓が痛いです」なんて言える訳もなく…。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 204人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みょーちん
| 作成日時：2019年1月22日 0時
