捧げる勝負 ページ35
オルガとアランはリリィタウンに到着した。
軽快な楽器の音が響き、人々が盛り上がっているのを見てオルガは目を輝かせる。
と、
子供と話をしていたハラが二人に気付き、近寄ってきた。
「お祭り、来させてもらいました！」
「賑やかですね」
そう言う二人に満足そうに笑うハラ。
「アローラ地方には4つの島があり、それぞれの島には守り神のポケモンがいる。守り神のポケモンが我々の側にいてくれること、それに感謝を表すのが今日の祭りなのです。
まぁ、祭りと言っても田舎の小さなモノで皆めいめいにはしゃいでるだけですがな。楽しんでくだされ！」
ハラはそう言って、何かの準備をしている広場へと歩いていった。
「小さな祭りでも皆で楽しめるのが一番だよな」
「そうだよね！……あ！」
アランに頷くオルガが見つけたのは、モクローを抱き上げてニコニコと笑っているハウだ。
「ハウー！」
オルガが手を振るとハウも気付いて振り返し、そのまま走ってきた。
「オルガー！アランー！俺もモクローも待ちきれないよー！」
興奮気味のハウに首をかしげるオルガ。
「もしかして聞いてないのー？二人も選ばれたっていうのにー」
顔を見合わせて更に首をかしげる二人。
そこへ、
「間に合ったな！」
「こんばんは、ですね」
「ピュイッ！」
コスモッグを連れたリーリエとククイがやって来た。
「俺かオルガが選ばれるって心当たりあります？」
自分とオルガを指差しながら、アランが尋ねる。
「あぁ！ゼンリョク祭りでカプ・コケコに捧げるポケモン勝負に選ばれたんだろ！確かハウもだよな？」
ククイに話を振られたハウは嬉しげに頷いた。
「そういう事ね！私がバトルしていい？」
「わかった。守り神に捧げる良いバトルをしてこいよ」
任せて、と胸を叩くオルガはアランに頭を撫でられた。
「ポケモンさんが戦うのは傷付いたりするので苦手ですが……ちゃんとみます！」
リーリエは自分に言い聞かせるように呟いた。
そして、
「さて……ハウと戦うのはどちらですかな？」
ハラが再びオルガ達の元へやってきた。
「私が戦いますッ！」
オルガは勢いよく手をあげる。
「それでは始めるとしよう！皆さん！広場にお集まりくだされ！」
ハラが声を張り上げ、人々は広場に向かっていく。
オルガ達も広場へ向かった。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
