マルチバトル ページ32
オルガside
「“水鉄砲”！」
「“火の粉”！」
「しゃまぁ〜！」
「にゃんぶっ！」
十数回目となる野性ポケモンとのバトルに再び勝利をおさめる。
逃げていく野性ポケモン達の姿をこの短時間ですごい見た気がする……
そのおかげでアシマリは“チャームボイス”を、ニャビーは“噛み付く”を無事に会得した。
「よく頑張ったな」
アランに頭を撫でられるニャビーがなぜか誇らしげにチラリと私を見てくる。
「しゃまま？」
行かないの？と聞いてきたようなアシマリを抱き上げる。
バトルが多いからか、私もアランもパートナーを抱きっぱなしで移動してるんだよね……
で、また坂。
本当に整備されてなさすぎ……
どれだけ放っておいたらこんなに草が生えるのか……
そんなことを考えながら草を掻き分け進んでいく。
と、
ガサガサガサッ……！
目の前の草が大きく揺れた。
アシマリとニャビーは戦闘体勢になる……
が、
「姉ちゃん！ポケモン見つからないよ〜……！」
「根気無さすぎ！もっと執念深く！」
そこにいたのはスポーツキャップを被った少年と、ミニスカートにも関わらず草を覗き込む少女だった。
「あ！」
不意に少女と目が合った。
「お姉さん達連れてるの初心者用のポケモンだよね？」
アシマリとニャビーを指差す。
「一応そうなるな」
初心者じゃないが、アランは小さくと付け加えていた。
「私達、リリィタウンのお祭り行くところなんだ。あなた達は？」
しゃがんで目線を合わせて聞いてみる。
「弟が新しいポケモン捕まえたい！って言うからお祭りの準備抜けてきたの。それより……勝負しない？」
少女は笑ってモンスターボールを取り出した。
「姉ちゃん勝負するの！？俺もやる！」
草まみれの頭を振りながら少年は少女の横に走ってきた。
「マルチバトルってこと？良い、アラン？」
「あぁ、構わないぞ」
アランは頷いてくれた。
草が短く開けた場所に移動する。
「頼むよ、アシマリ！」
「ニャビー、無茶はするなよ？」
こちらからアシマリとニャビーが前に出た。
「私のパートナー、ご覧あれ！」
「勝つぞ〜ッ！行けぇ！」
二人はモンスターボールを投げた。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
