特別許可書 ページ24
「な、何ですか……！？」
砂埃の中、慌ててコスモッグの入った鞄を抱き抱えるリーリエ。
「派手なご到着だこと……“サイコショック”」
苦笑気味のオルガの指示で砂埃はスッと消えた。
一同の中心にいたのは、
『探したよ……』
オルガに愚痴を吐く【無限ポケモン】のラティオス。
言わずと知れた幻のポケモンだ。
しかも茶色い大きめの鞄を両手で持っている。
「これは……驚きましたな……」
「こんな所で幻のポケモンに出会えるとはね……！」
ハラもククイも目を丸くした。
『オルガがお世話になってます』
ペコリと頭を下げるラティオスに頭を下げ返す一同。
「私のパートナーの一人、ラティオスで〜す！」
とりあえず紹介をされたラティオスは姿を変える。
濃い水色の長髪に赤色の軽いつり目、
グレーのTシャツにダメージジーンズ、
焦げ茶のショートブーツを身に付けた男性の姿になり、ラティオスは再び頭を下げた。
「オルガのパートナー凄いなー！」
ハウはそのラティオスをグルグルと観察する。
「人の姿の時はティオって名前で通してるんで！」
ハウはティオと握手をすると手を大きく上下に振る。
「こっちにティオ達を連れてこないんじゃなかったのか？」
「この子達が言うことを聞くとおもうでしょうか！？」
アランは呆れたように口を開くが、開き直ったオルガに首を横に振った。
「オルガが預かってくれって言ってたのはティオ達の事かい？」
確認を求めたククイにオルガが頷く。
「はい！ちなみにアローラって特別許可書の効果あるんですか？」
「ん〜……」
首をかしげるオルガに、ククイは言いにくそうに唸る。
「まだアローラでは認可が降りてないんだ……一応僕が預かるって名義で３日ぐらいはポケモンセンターに連れていけるとは思うぜ」
今度はオルガが唸る番だった。
「この子達としばらく過ごしたら博士の所に預けさせてもらいます！」
「了解！２日後には準備を終わらせておくよ！」
オルガの即決に、ククイはニカッと笑った。
ハイパーボールをその鞄から取りだし、元の姿に戻ったラティオスをオルガは戻す。
そして鞄にあるモンスターボールと一緒にする。
「お騒がせしてすみませんでした！」
頭を軽く下げたオルガに、一同は気にするなと言いたげに笑顔を見せた。
見送りのハウとハラに手を振り、オルガ達はリリィタウンを後にした。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
