リーリエ ページ13
「そろそろバッグに入ってください」
「ピュウッ……」
不満げに見上げてくるほしぐもちゃんに少女は軽く首を振る。
仕方なさそうにほしぐもちゃんは少女の鞄へ入っていった。
そうして少女はオルガとアランに一礼し、立ち去ろうとする。
「そう言えば……その子って何？見たことないポケモンなんだけど……」
少女はハッとしたようにオルガとアランを振り返った。
「この子の事……秘密で、秘密でお願いします……！」
ただならぬ雰囲気で念を押されたオルガとアランは頷くしかできない。
少女はそれを確認し、再び立ち去ろうとするのだが……
足を止めた。
「……何か？」
「あの……この子また襲われるかもしれません。広場まで一緒に来ていただけますか……？」
アランが尋ねれば、少女は言いにくそうに口を開く。
「大丈夫よ、一緒に行こ！」
軽く返事を返し、オルガ達は壊れた橋の前を後にした。
マハロ山道を下る最中、
「聞くの忘れてたんだけどさ……貴女の名前は？」
少女に尋ねるも軽く微笑んで首を振るのみだ。
「言うと俺達もちゃんと自己紹介してないよな。俺はアラン、パートナーはリザードンだ」
アランはモンスターボールを少女に見せ、再び腰にセットした。
「私はオルガ。アランとアローラに観光旅行しに来たの！パートナーは……いるけど今は連れてないかな」
その言葉に少女は目を丸くした。
「パートナーのポケモンさん……いないのにほしぐもちゃんを助けに行ってくれたんですか……！？」
「そう……だけど？」
「すごい……です……」
あっけらかんと返すオルガに少女はそう呟くばかりだった。
いつの間にかたどり着いたリリィタウンの広場。
「あ、博士〜！」
オルガ達の目線の先には未だに島キングを探すククイの姿があった。
「ん？よぉオルガ、アラン！島キングは……
いなかったようだが、助手に会ったんだね！」
「助手…？」
アランは後ろの少女を振り返る。
「貴女……ククイ博士の助手だったんだ！それなら珍しいポケモン持っててもおかしくないか……！」
納得、と言いたげにオルガは頷いた。
「え……あ、はい。リーリエと申します。ククイ博士のお知り合いなのですね……よろしくお願いします……！」
少女、もといリーリエはペコリと相変わらずの礼をした。
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CrazyBook - 桜さん» 了解です！本編の途中の番外編で入れてみますね！ (2017年3月23日 16時) (
レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ポケモンを選ぶ時の、ニャビーsideを読んでみたいです。 (2017年3月22日 22時) (携帯から) (レス) id: cbd580bb22 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 少し難しいかもしれません(汗)できる限り努力してみます！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
メルディアナ(プロフ) - オルガの新しい仲間に可能ならムウマージをいれてほしいです。 (2017年3月18日 11時) (レス) id: 3b894e4bc2 (このIDを非表示/違反報告)
CrazyBook - メルディアナさん» 確かにそのカップルもイチャイチャさせてあげられてないんですよね…アローラでデートでもさせてみますか！(笑) (2017年3月14日 21時) (レス) id: 6ea05a5715 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：CrazyBook | 作成日時：2017年3月3日 18時
