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181本目〜再戦〜 ページ35

アリスside

コウタの家に預けられて二日目。私は特に何をするでもなく、ボーッと窓の外を眺めていた。

ヒヨリ達と一緒に蛇集めに行こうとしたが、玄関から出た所でフユニャンにぱったりと会ってしまった。

なんか凄く急いでたみたいで、どうしたのか聞いてみた所、両軍の大将及び幹部と、アクターさんが大怪我をしたと言った。

更に、奴が四番目の血を手に入れたと......

それを聞いたコウタは血相を変えて家を飛び出し、私はフユニャンに家から一甫も出るなと言われたあげく、監視される事になってしまった。

(皆、どうしてるかな......)

やっぱり、怒ってるよね。私、何であんな事を.......

早く、皆の所に帰りたいよ。皆に謝りたいよ。

(ハルタ......)

私、どうしたら良いのかな?

と、その時だった。

ヒカ「大変だコウタ!鬼時間・怪がまた.......あれ?」

ドロンッと煙が上がったかと思うと、その中から金色に輝く少年が出てきた。

フ「ヒカリオロチ?どうした、そんなに慌てて」

フユニャンがそう聞くと、ヒカリオロチは早口に捲し立てた。

ヒカ「再び鬼時間・怪が現れた!今回の犯人は、マイティードッグだ!」

その名を聞き、一気に血の気が引いた。あの時、鮮明に脳裏に焼き付いた映像が、頭の中でエンドレスに流れ出す。



_________地位も名誉もプライドも、仲間も、全部奪い去った白銀の悪魔が、再び、私達の目の前に立ち塞がったのだ。


フ「アリスを拐いに来たのか.....報告は有り難いが、何故コウタの所に?」

ヒカ「それが......ヒヨリ達もそれに巻き込まれたらしいんだ。赤猫団も応戦してるけど、あいつ、攻撃が全く効かないんだ!」

フ「っ......!?そんな!」

攻撃が効かないって。それじゃあまるで勝ち目なんて.......

それに赤猫団が応戦中って、あそこには皆が。


(行かなきゃ_______)


迷いなんて、まるでなかった。

今の私がどういう状況に置かれているかなんて、頭の中から綺麗に消えてしまった。

ただ、行かなくちゃいけない。

また、消えてしまう前に________


さっと立ち上がり、私は外に飛び出すべく窓の鍵に手を掛けた。

フ「やめろ!お前が行けば本末転倒だ!ここは赤猫団、ジバニャン達に任せて.......」

「_________チャンスなの」

フユニャンの真剣な眼差しに、私も真剣に応えた。

「"もう一度"、私が生まれ変わるチャンスなの!今これを逃がしたら、『スペード団』は前に進めなくなる......だからお願い!」






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ミナズキ(プロフ) - 和奈さん» これは第一シリーズから見た方がなんとなく解ると思うので、【妖怪ウォッチ】妖怪ウォッチdazeと検索すればたぶん出る筈です。このシリーズを見てくださりありがとうございます! (2016年3月6日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
和奈 - この作品の1から見たいのですが、何と検索すれば出てきますか? (2016年3月6日 21時) (レス) id: 66e0ba6353 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - アンケートはまだまだ募集中です。どこかご協力下さいませ! (2016年1月9日 22時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)
火車 - ミナズキさん» そう言って頂けて私も嬉しいです…(*^_^*) (2016年1月4日 19時) (携帯から) (レス) id: e5ef8f5494 (このIDを非表示/違反報告)
ミナズキ(プロフ) - 火車さん» いえいえ。アンケートに参加くださりありがとうございます! (2016年1月4日 17時) (レス) id: 9eb94cc9a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミナズキ x他2人 | 作者ホームページ:http://uosv.org/p/ai0613  
作成日時:2015年12月15日 21時

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