【妖怪ウォッチdaze2】架け橋と覚悟【第４章】

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コウタside

今朝の作戦会議から数時間経った午後１２時３０分。ぼくらは約束の時間におおもり神社へと集まった。

ホントは今日道場で兄ちゃんと剣道の試合をする予定だったのだが、ジバニャンとUSAピョンにどうしても着いてきて欲しいと頼まれ、仕方なく練習をキャンセルして今ここに居る。

ヒヨ「皆揃ったね？」

神社には作戦会議のメンバーがほぼ全員集まっていた。ただジバニャンとフユニャン以外のメンバーは何か用事が出来たから来られないそうだ。

ヒビ「......で、どうやって行くの？」

怪訝そうに聞くヒビヤに、ウィスパーは自信たっぷりに答えた。

ウ「解りません！」

「「おい！！」」

全員がそう突っ込んだ。

フ「すまん.....そこまで頭が回らなくてな」

「「えー......」」

微妙な空気に包まれる中、ジバニャンが怠そうに口を開いた。

ジ「ウィスパーじゃ宛にならニャいと思って、オレっちがあいつに案内を頼んでおいたニャン」

ユ「あいつって？」

ジバニャンが答えようとした丁度その時だった。
鋭いサイレンが響き渡った。音はどんどんと大きくなる。何かが向かってきてるようだ。
と、鳥居から何か大きなものが飛び出した。
それは全身水色と白に塗装された、黒のスペードを刻んだビーグル。



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