君の彼氏になりたい。【3】 (ページ28)

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● ジャニーズカウントダウンページ28

YouTubeの撮影の
翌日からは、
過酷のスケジュールが
始まった。

紅白のリハ、
カウコンのレッスン、
番組の収録で
目まぐるしい
忙しさを終え、

気付いたら
クリスマスイブ。

Snow Manとして
活動を始めて
2週間近く
経とうとしてる。

『あっ、
明日誕生日か。』

なんて独り言を
呟きながら向かうのは
東京ドーム。

これから初めて参加する
ジャニーズカウントダウン
のリハーサル。

Snow Man以外の
ジャニーズのグループの
みなさんと会うのは
今日が初めて。

緊張しすぎて、
いろいろと無理。

『おはよう～』

岩本「おはよ。」

宮舘「さくらちゃん
おはよ。」

Snow Manの
控え室に着き、
衣装に着替える。

AKBの時と違って、
楽屋が広く感じる。

阿部「緊張してる？？」

『めちゃくちゃ
緊張してる。
もうやばい。』

岩本「今から
緊張してたら
後が持たないぞ。」

岩本「これから
挨拶回りに行くって
言うのに。」

『挨拶...回り...？』

深澤「そっ！
俺ら後輩は
先輩の控え室に
挨拶しに行くの」

ふっかさん曰く
このカウコンに
出演するグループは
大先輩から後輩まで
たくさんいる。

因みに今日いるのは、
V6、嵐、NEWS、
関ジャニ∞、
KAT-TUN、山下智久、
Hey!Say!JUMP
Kis-My-Ft2、Sexy Zone、
A.B.C-Z、ジャニーズWEST、
King&Prince

そして
同時デビューをする
SixTONESとSnow Man、
ジャニーズJr.の子達。

大人数でもリハや
コンサートはAKBで
慣れてるから
良いとして...

問題なのは
出演するみなさんと
初対面なこと。

極度の人見知りの
私にとっては
挨拶ほど
緊張するものはない。

AKBのときは
総監督が
基本挨拶をしてたから
私はお辞儀をするだけ。

でも今回は
きっと話しかけられる...
そう思うと
胃がキリキリしてきた。

『気が重いよ...』

『無理...
胃が痛い...』

佐久間「A
落ち着いて。
大丈夫だから」

渡辺「俺らが
いるから
心配するな」

阿部「大丈夫。
きっと受け入れて
くれるよ」

『阿部ちゃんが
言うと
安心できる』

渡辺「俺は！」

『しょっぴは
ちょっと...』

岩本「そろそろ行くぞ、
まずはV6さんからな」

『えっ、もう行くの？
まだ心の準備が...』

佐久間「V6さんは
優しい人達ばかりだから
大丈夫だよ！」

宮舘「ほら、行こ？」

控え室を出て
リーダーの照くんが
先陣を切って進む。

そしてとうとう
V6さんがいる
控え室に着き、

照くんが扉を
ノックする。