邂逅 ver.n ページ15
side.nanamori
数日前、さとみくんからLINEでご飯の誘いが来た。
珍しい…何か話でもあるんだろうか。
二つ返事で了承すると少ししていくつか飲食店のURLが送られてくる。
ランチの候補なんだろう、そのどれもが女の子が喜びそうな雰囲気で思わず笑ってしまう。
ここに俺を連れてってどーすんの。笑
"さとちゃんにおまかせ！"と茶化すと
"性癖とちゃうわw"と返ってくる。
次いで"じゃあはじめに送ったとこに現地集合で"と。
現地集合、の文字に首を傾げるが、深くは考えず"ＯＫ"と返してその日は会話を終えた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
当日。
時間通りに店の前に着くとその旨をさとみくんにLINEする。
"もう先に入ってる"
"店員に言えば通してくれると思うから"
との事なので店に入り店員に声を掛けると、案内されたのは個室の扉の前。
――――――これは、大事な話かな。
わざわざ個室を用意した彼の意図をつい勘ぐってしまう。
少し背筋を伸ばし気持ちを引き締めて扉を開ける。
瞬間、ばちりと目が合う。
知らない女の人。
――――――誰？
扉に掛けた手もそのままに、お互い交差した目線を外すことが出来ずに無言の時間が続く。
そんな中、静寂を破ったのはさとみくんだった。
さ「待ってたよ、なーくん」
刹那、彼女がばっと勢い良くさとみくんを見る。
『え、ななもりさん…？』
え、え、と俺とさとみくんを交互に眺めている。
俺のことを知ってる…？
なーくん、とさとみくんに手招きされてはっと我に返る。
四人掛けのテーブル、促されてさとみくんの隣に座る。
斜め向かいに座る彼女は尚も動揺している様子。
とりあえず、
な「えーと、さとみくん？」
さ「ん？」
な「俺、ちょっとこの状況が把握出来てないんだけど」
さ「あーまあまあまあまあ」
にっと笑うさとみくん。この勿体ぶり様は、完全に面白がっているなあ…。
さ「A、自己紹介」
『あ、』
急に話を振られてはっとした彼女がこちらを見据える。
.
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月 - 待って読み途中でクロの正体当てた私凄くn((殴ｽﾐﾏｾﾝﾃﾞｼﾀ。凄く面白いです！ (2021年4月1日 18時) (
レス) id: 9562a43608 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - へかーてぃあ@夢見月さん» またまたコメントありがとうございます！わたしが推されるのなんぞ勿体ないの極みですので是非今後とも推しくんを推していってくださいませ...！！！ (2020年8月3日 0時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
へかーてぃあ@夢見月(プロフ) - あｯ、待って下さい！何か作品の神度が上がってる！！え、ぽっぽ推しになりたい！(切実) (2020年7月30日 14時) (レス) id: 2de6a67b50 (このIDを非表示/違反報告)
ぽっぽ(プロフ) - $さん» またもやコメントありがとうございます...！ありがたいことにたくさんの人に読んでいただけて嬉しいかぎりです(*´v`*)これからの流れも楽しんでいただけると幸いです！ (2020年7月23日 16時) (レス) id: 3018b56d1a (このIDを非表示/違反報告)
$ - なんか、有名になってる…。凄い！！夢主ちゃん、ついに加入…？更新待ってます (2020年7月21日 15時) (レス) id: d5f4fe44f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽっぽ | 作成日時：2020年5月24日 5時
