趣味で歌い手やってたんですが、【stpr】

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ふと口角が上がっていた事に気が付き、声が上擦ってしまうのを咳払いで落ち着かせる。







「ま、とりあえずこれからもよろしくお願いしますって事で」

『はい、よろしくお願いします』









その後すぐにチームを組んでゲームをしつつ、他愛もない話をした。

彼女は同い年で同学年、茨城に住んでるらしい。




初めは畏まった話し方だったが話してる内に敬語も取れ、冗談を交えながらの通話は話が尽きない。









――――――気づけば日付けが変わっていた。









『じゃあ、区切りが良いしわたしはそろそろ落ちるかな』

「あー…悪いなこんな時間まで付き合わせて」

『大丈夫だよーむしろありがとう、すごく楽しかったからまた誘って！』

「おー、またな」









互いに"おやすみ"と言ってAのアイコンがdiscordから消えると同時に静寂に包まれる。




また誘っていいのか――思わずディスプレイの前でガッツポーズ。









我ながらコミュニケーション能力は高い方だと自負してるがそれをここまで喜んだ事はないんじゃないだろうか。









今のご時世ネット上での繋がりなんて"たかが"なものになってしまうのかもしれないけれど、この出会いは大事にしよう。






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