人間と悪魔のお話(Part2)

82話 ページ46

ア「ムッ」

ク「をん！」

『クララ…』

今目の前に居るのはクララ
クララは大きめのリュックを片手に虫眼鏡を持ち廊下を歩いていた

私達はイルマに頼まれた事をしている
クララは何をしているのだ？

ク「Aち！」

クララは飼い主を見つけた犬のように私に抱きついてきた。慣れた事なので頭を撫でておこう

ク「えへへ」

ア「っ〜！何をしている貴様」

ク「探索！師団のお仕事しつつ入間ちに頼まれた犯人探し！」

犯人探し。それは私達と同じだ
イルマから電話された時、気になってしまい何の為に探すのか聞いた所、生徒会長をあの姿にした犯人を探すという事だった

『成る程』

ク「師団で貸し出したゲームを延滞してる子がいるから返してもらうんだー」

ア「なっ！師団の仕事内容まで一緒だと！？」

『偶然だな』

ク「Aちとアズアズも！？」

ア「何に使うか知らんが研究データの回収にな」

ク「私も！変なゲームだよ！」

ア・ク「物質改変魔術研究データ集なんて
　 性格別恋愛ゲーム大和撫子編なんて


ん？？」

『(本当に変なゲームだな)』


その後説明が面倒くさい為簡単に言うと犯人を捕まえた。

ア「よし。確保したぞ！！」

エ「先輩なのに扱い雑なり！？」

ク「変な話し方！」

『イルマに電話だな………イルマか。犯人を捕まえてた、今からそっちに向かう…あぁ…分かった』

ピッと通話を切る

『生徒会室にいるらしい。さっさとその変なの連れて行くぞ』

ア「その前に此奴煩いからAが魔力吸って大人しくさせてくれ」

エ「無罪なり！！野望の為なり！！」

『………絶対に嫌だ。煩いなら口にテープでも貼っておけ……いいからさっさと行くぞ』

in生徒会室

『連れてきたぞ』

生徒会室に着き、犯人を出す

ア「2年、エリゴス・シネル
魔術開発師団と遊戯師団から借りた器具で独自香水を製造しているところを張り込みの末捕まえました」

『頭はいいんだな』

独自の香水を作れる位だからそれなりは頭いいが
その使い方がアホすぎて何も言えん

入「ありがとう皆！」

ク「いえーい！凄いでしょ！」

ア「入間様の為なら！」

3人はハイタッチをして喜びを表している
私はそれをする柄ではないのでしないが…

ク「Aちも！いえーい」

『…いや、しないが』

ク「え！？」

入「や、やろうよA！ね？」

『う…うむ…』

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