悪役令嬢、やり切ります！ 【わｒわｒだ】

二十二話目　▽ ページ24

『なに、これ・・・』

拾って、中身を見ると、

「 拝啓 」
A様、御機嫌麗しゅう。作者で御座います。
　早速本題へ入らせて頂きます。
先日、しんぺい神を伝ってご質問を頂きました。その内容は「ゲームはいつまでなのか」というもので大丈夫でしょうか。その質問に関しましては、「現一年生が卒業」したら終了になります。
　よろしくお願い致します。
「 敬具 」

『・・・そっか。じゃ、描くついでにどんな感じに進めるか決めようかな。』

なぜか「すっ」と理解することが出来た。
昨日は耐えきれなかったのに。まぁ、心が落ち着いたっていうのはあるかもしれないけど。

私はスケッチブック、鉛筆、メモ帳、絵の具を取り出し、アトリエ内の出来るだけ窓側へ。

『・・・もう、兄さんには頼れない。＿＿＿ううん、頼っちゃいけない。』

あくまで、彼＿＿＿＿兄さんはあっち側なのだから。最悪の場合、情報をあっちに流す可能性だってある。
兄さんはきっと私をBadEndへ行かせまいとするだろう。まぁ、そうじゃなかったら只の自意識過剰になるんですけどね()


・・・とりあえず、どうしようか。正直、クラスメイトに聞くのも嫌だな。
ならば、一人で・・・？でも、それだとリスクが高い・・・・・

だけど、やるならそれが一番手っ取り早い・・・？
んー・・・

しかたがない！
とりあえずは古典的なことからやってくか！

えっと、次の大きな行事は「展覧会」か。・・・・小学校か、ここは。

まぁしかたがないので、それは・・・私が一番をとって完璧な子を演じるか。
その次は卒業式。・・・・・あれ、行事少なくない？
二つしか・・・って来年は「運動祭」と「卒業式」しかないのか！・・・え？(困惑)

あはは・・・(苦笑い)

まぁどっちにしろ、いまは「どうやったら悪役になれるか」を考えようか。

ｺﾝｺﾝ

メイドさんかな。

『はい、どうぞ。』
「失礼致します。」
『メイドさん、どうし＿＿＿』

そこにいたのはメイドさんではなく、兄さんだった。

『・・・兄さん？』
Ni「ふふっ、そうだよ。」
『は、早くない？』

兄さんは今、一度あっち側に戻っていたはず・・・

Ni「あのね、なんかもどかしくって(笑)、戻ってきちゃった(笑)」
『「戻ってきちゃった」、じゃないでしょ？！ｗ』
Ni「まぁ、いいじゃん。＿＿＿＿＿＿ダメなの？」

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