自由になりたい。【緑】

17話 大倉side ページ18

ダンスの振り付けを覚えるため


ダンススタジオで練習中。


言うても、俺は手の振りだけ


覚えてすぐにみんなが終わるのをただただ待つ。


なんで俺だけ。なんで自分だけ。


そんな事を考えてると見てるのが辛くて逃げるようにスタジオを出る


大倉！って声が聞こえたけど車椅子を漕ぐ。


マネージャーに帰るとだけ行って家に向かう。


周りの目が気になる。そりゃそうよな、


変装なんか一切してへんから


そんな事を考えてるとがたん。と車椅子


が揺れてこけた


近くを見るとポイ捨てされたペットボトルで転けたみたい


イラっとしながら、体を起こす


そしたら、20代くらいの女の人が二人来る


「大丈夫ですか？」


「手伝いますね。」


そう言うと車椅子を起こして車椅子に乗せてくれた


「ありがとうな。面倒やのに。」


「あの、私たちeighterなんです」


「大変だとは思いますが、頑張ってください！」


そう言うと2人は何処かへ行った

俺も頑張らなあかんな

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