ネクタイを緩めたら。【センラ】

センラ14 ページ14

無事定時上がりができたため、






会社の前でまーしぃを待つ。





志「お、Aちゃーん。」






サングラスをかけ、マスクを顎の下につけている








まーしぃが手を振りながらこちらに歩いてくる。







「まーしぃ！じゃあ行こっか。」







志「おう！」




・・・・・・・・・



二人、隣同士で夕暮れの道を歩きながら




志「どこ行きたい？」




「んー、どこでもいいよ！」





なんてカップルみたいな会話を交わす。





志「じゃあ焼き鳥屋さん行く？
俺の行きつけの店。」



行きつけ…なんか響きがかっこいいな、



「行きたいです！」



志「おし、行くか！あと敬語いらんで〜」




「了解。」





はにかんで敬礼しながら言ってみたら、




パッと顔を背けられてしまった。





「ごめん、キモかったよね…」





志「いや、可愛かったよ」




まーしぃの耳が赤かったのは




きっと夕日のせいかな。



・・・・・・


焼き鳥屋さんに到着し、




焼き鳥を食べながら談笑した。




「…美味しい！」



志「やろー、美味いんだよここの焼き鳥。」



「私も通おうかな…」




志「おー、常連なったれ。w」




今日は志麻さんだけお酒を飲んでいる。




志「そういや、昨日のセンラ大丈夫やった？」



「あー、大丈夫って返信したんですけど…


正直大変でしたw」






と言うと






志「アイツこけたの2回目なんだよw」





とセンラさんの恥ずかしい話を沢山してくれた。



(浦島坂田船の月曜日
第88回酔ったセンラさんの話参照)




「やばwwwお腹痛いww」


志「な？やばいやろ？w」


「やばww」




はぁ…と一息ついてパッと腕時計を見てみたら




「？！！まーしぃ、私終電逃した！」



志「しまった…終電のことすっかり忘れてたわ…」




志「この辺宿泊地もないし…
俺ん家でよければ近いんだよね、嫌じゃなければ」



ここはまーしぃの行きつけだし、




家近くてもおかしくないよね…



歩いて帰るのも大変な距離だし


タクシーは勿体なさすぎる。




ここは…




「お言葉に甘えて…」



まーしぃの家に一晩お世話になることに。




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いいのかい！！夢主ちゃん！！



まーしぃの家にお泊まりなんて！！



大丈夫！



次話かその次話にセンラさん出てくるからね！


待っててください！


そらね

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