終わり ページ26
振り向くと、一期があいつの首に刀を添えていた。
あいつはさっき一期にやった魔術のようなものをしようとしていたらしい。
口が半開きになっている。
清光「ありがと、一期」
一期「それより、急いであげて下さい」
一期の言う通りだった。
小夜が押されているのもそうだが、アキの体が負荷に耐えられず、口の端から血が流れ始めている。
俺は小夜に合図する。
その瞬間、小夜はアキの刀を流し後ろに下がった。
力が流されたことで、少しバランスを崩したアキの首筋に木刀を打ち込む。
清光「少し落ち着け！アキ！！」
アキは持っていた刀を落とし、前に傾いた。
倒れるアキの体を小夜が受け止め、ゆっくり床におろす。
そして、振り向き、あいつに向き合った。
横に俺と一期が並ぶ。
あいつはガタガタと震えていた。
一期「どうしましょうか、コイツ」
一期が刀を首に当てたまま言った。
俺もボロボロの本体に手を添え言う。
清光「もう、ここにはいらないでしょ。殺しちゃおうよ」
こいつは安定を折った。
許せない。
小夜「……いや、こんのすけに渡そう」
一期「こんのすけに、ですか？」
一期がちょっと疑うように聞く。
こんのすけに渡す。
つまり、こいつをどうするかは政府が決めることになる。
もしかしたら、また本丸を受け持つこともあるかもしれない。
清光「でも、それって政府が！」
小夜「大丈夫だと思います。こんのすけはここの全てを知ってます」
俺が叫ぶのを静かに遮り、そう言った小夜はあいつを冷たく見た。
小夜「こんな奴の血が刀に付くのも不愉快ですし、こいつは死ぬよりツラい目に遭ってもらうべきです」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 357人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねこあり(プロフ) - 名無しさん» ふおぉぉぉぉお！！！ありがとうございます！！！！更新遅くなってしまってすいません！！！頑張ります！！！ (2019年6月1日 16時) (
レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - ふおぉぉぉぉおおおおお、めっちゃおもろいぃぃぃぃぃいいい((殴 更新頑張ってくだせぇ← (2019年5月7日 3時) (レス) id: 277d330b38 (このIDを非表示/違反報告)
ねこあり(プロフ) - ユユユさん» コメントありがとうございます！今日からしっかり更新していきたいと思うのでお願いします！！！ (2018年12月6日 19時) (レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - すごく面白いです！更新頑張って下さい。応援してます！ (2018年12月5日 2時) (レス) id: f0e41eea19 (このIDを非表示/違反報告)
ねこあり(プロフ) - フユキさん» 流石です笑 (2018年11月20日 1時) (レス) id: 23e5ecff0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ねこあり | 作成日時：2018年11月3日 1時
