ハウス47. ページ3
相変わらず心臓の悪いことばかり言ってくる望さん。
そんな望さんにいちいち反応してしまう私もやっぱり変わっていないんだな…と思わされた。
『へ、変な冗談を言うのもいい加減に……』
「俺結構本気やけど？」
真っすぐな目でこちらを見つめてくる望さんにどうしたらいいか分からなくなって。
またさらにぎゅっと強く握られた手にほんの少し胸が高鳴ってしまった。
「で、どうするん？」
そう言って余裕そうにこちらを見つめる望さんに私の頭はパニック状態。
ここは素直に一緒に入るべき？それとも断るのが正解？
てゆうか私たちはそもそもキス以上のことはしていないわけで。
いきなり一緒にお風呂ってハードル高すぎじゃ？
≪ 何なら毎朝一緒にお風呂入るか？ ≫
確か望さんは私と付き合う前もそんな冗談を言っていた気がする。
ただ私のことをからかいたいだけなのか…望さんのことはよく分からない。
悶々と考え込んでいるとふと背後から視線を感じて。
慌てて振り返ればベランダから顔を覗かせてにやにやしながらこちらを見つめる照史くんと大毅くんがいた。
「一緒にお風呂なんて羨ましいぞ！青春しやがって！」
「お風呂で存分にいちゃいちゃしといで〜！」
にやにやしながらそう言ってこちらを見つめる二人に私は恥ずかしさでいっぱいになって。
私の腕を掴む望さんの手を慌てて振り払った。
『は、入りません！！！』
そう言ってその場を去れば遠くから望さんの舌打ちが聞こえてきて。
慌ててドアの外からリビングを覗き込めば照史くんと大毅くんの方を思い切り睨んでいる望さんがいた。
「おい、お前ら余計なことすんな」
「あれ？俺らのせい？せっかく一緒にお風呂入れそうやったのにごめんな？」
不機嫌そうな顔でベランダへ向かう望さんにそんなことを言う照史くん。
そんな照史くんは"もう限界や！！"と言ってベランダを飛び出していた。
「よっしゃああああ！俺の勝ち！！」
「あかん！お風呂借りるで！！」
喜ぶ大毅くんとは裏腹に凍えながらお風呂へ直行する照史くん。
そんな照史くんに続いて大毅くんも"俺も一緒に入れて〜！"とお風呂へ向かっていた。
「お前らが一緒に風呂入ってどないすんねん」
そんな望さんの呆れた声が聞こえてきて。
相変わらず騒がしい三兄弟に思わず笑ってしまう自分がいた。
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ブラックな少女 - 始めまして、笑いあり、ドキドキありの、お話で面白かったです！個人的に流星くんがすきでした！ (2022年8月7日 21時) (
レス) @page49 id: 3cbd83fd77 (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - ちゃきさん» 初めまして(^^)コメント残していただき本当にありがとうございます…！そう言っていただき嬉しいです(:_;)面白かっただなんて…ありがたいお言葉ありがとうございます…！また機会があれば書こうと思っているのでそのときはぜひ見にきてくださいね(..)！ (2021年10月7日 16時) (レス) id: ccea52b7dc (このIDを非表示/違反報告)
ちゃき(プロフ) - 初めまして！毎回更新されるのを楽しみにしていたので完結してしまったのが少し寂しいですが、キュンキュンできて本当に面白かったです！このシリーズはずっと読んでいられるのでまたいつか出るのを楽しみにしてます！ありがとうございました！ (2021年10月4日 22時) (レス) id: 29b8e7862d (このIDを非表示/違反報告)
りってぃ(プロフ) - manaさん» わわっ！そう言っていただきとても嬉しいです！(:_;)続編希望のお言葉まで本当にありがとうございます(..)続編の件ぜひ検討させていただきますね！また書くことになったときはよろしくお願いいたします！(';')** (2021年5月3日 11時) (レス) id: ccea52b7dc (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - とても面白かったです！もし良ければ続編希望です！ (2021年5月3日 0時) (レス) id: be6f20fff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りってぃ
| 作成日時：2021年2月21日 18時
