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ギィン!!
その後も互いに攻撃と防御を繰り返し、金属がぶつかる甲高い音が辺りに響く。
「『っ！』」
この人の能力はおそらく
瞬間移動だったり、自由自在に物を動かせたり………とにかく攻撃のバリエーションが多い。
だけど、その力もこの
『………想像以上だね』
意思を持つように飛んでくる木々を足場にして男との間合いを詰める。近づいては離れ、離れては近づくを互いに繰り返した。
ここまで楽しませてもらったからには私も礼儀を尽くそう。本音を言えばもう少し遊びたいんだけどさ。
『そろそろ、終わりにしよっか』
距離を取り、剣を構え直す。緊迫した空気の中、互いに相手を見据えて同時に地面を蹴った、そのときだった。
「いたぞ！あそこだ！！」
複数の足音と共に近づいてくる気配に動きを止める。町の方から押し寄せる白と青の服が嫌でも目に入った。
「チッ………」
『………最悪』
町の人たちが呼んだ海軍がやっと来たってとこだろう。あの様子じゃ、私のこともバレたみたい。
もし、この人が本当に賞金首でアイツらのお目当てがこの人だったとしても、私のことを見過ごしてくれるワケがない。
『(………仕方ないか)』
いいところだったけど勝負はお預けにしよう。こんなところでアイツらに捕まりたくはないしね。
私は剣を鞘に収め、瞬時に森の中へ入る。最後に男を一目見ると、私と同じように森の中へと消えていった。
＊＊＊
「探せ！奴らはまだ近くにいるはずだ！なんとしてでも見つけだせ！！」
「「はっ！！」」
青いカモメと“MARINE”の文字を背負う海兵が銃を片手に慌ただしく四方へ散らばる。
先ほどまでこの場所にいた2人の姿は既になく、駆けつけた海兵たちは少しでも手がかりを見つけようと必死に辺りを捜索していた。
「………コイツらは絶対逃がすわけにはいかん」
2枚の手配書を握りしめ、正義を掲げる海兵は苦々しげに呟く。その写真の主は先ほどの2人だった。
「“死の外科医”トラファルガー・ロー。そして_____」
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「_____“狂欄の堕天使”リュネヴィル・A」
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うさこ - 続き楽しみです (11月2日 4時) (
レス) @page29 id: acedfd8679 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？出来れば、トラファルガーローオチでお願いします🥺続き待ってます。頑張って下さいね。 (8月20日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もう、書いていただけないのでしょうかぁ… (5月1日 19時) (レス) @page29 id: d3adcc0fb3 (このIDを非表示/違反報告)
*Noah*(プロフ) - ついに夢主を認識しましたか！キャプテンがこの後どうするのか、夢主ちゃんとどうなるのかすごく気になります！大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます！！ (2023年1月17日 17時) (レス) @page28 id: aaa7af5a28 (このIDを非表示/違反報告)
りりあさん。 - あ“あ”あ“あ”あ“続きまってますううう！！！！！！！ (2022年11月15日 21時) (レス) @page25 id: 60176f6c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャシャ猫 | 作成日時：2021年8月23日 0時
