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音が聞こえる方に歩いていくと、いつの間にか町と森が交わる場所に辿り着いた。
少し開けたところには数人の男たちが地面に倒れていて、その中には派手な格好した大柄の男がいる。
おそらく、アレが“お頭”なんだろうね。無駄に羽振りが良さそうだし。
『………あの人がやったのかな』
地面にのびてる海賊の側に1人の男が立っていた。私のと同じくらい長い剣を持っていて、どこか見覚えのある帽子を被っている。
仮にも
海賊か剣士かはわからないけど………ヒマつぶし相手にはちょうど良さそう。
『ねえ。キミ、強いんだね』
「………誰だ」
声をかけると男は私の方を見上げた。腰かけていた木から離れ、男の前に降り立つ。
私自身、かなり身長が高い方だと思ってたけど………この人の方が高いね。190かそこらかな。
『海賊かな？それとも剣士？』
「………答える義理はねェな。人に聞く前にてめェが名乗れ」
『ああ、私？私は………ただの旅人だよ』
「そうか。なら、おれも旅人だ」
2人の間に沈黙が落ちる。その後、なんの示しもなく互いに剣を抜いた。
お互いに相手がただ者じゃないことくらい簡単にわかる。それも、かなりの確率でお尋ね者だろう。
この人の実力なら私も剣を使うに値するでしょ。なにより、こんな面白そうな戦いに手加減なんて野暮だしね。
『面白い冗談を言うんだねェ、旅人さんは。少しは楽しめそうだよ』
「威勢の良い女は嫌いじゃねェが………うるさい女は嫌いだ」
風が吹き、木々が揺れる。こんなに感情が高ぶるなんて久しぶりだ。
「“ROOM”」
『！』
私が地面を蹴ると同時に男が手をかざし、なにかを呟く。その瞬間、男を中心とした
私は足を止め、辺りを囲む
ただ者じゃないとは思ってたけど………まさか能力者だとは思わなかったな。少しどころか本格的に楽しめそう。
「“シャンブルズ”」
『っ』
目の前にいた男が消えたと思ったら、突如私の横から現れた男の気配。
素早く相手の剣を受け止め、自身の体勢を整える。それと同時に剣を弾き、今度はこっちから攻撃を仕掛けた。
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うさこ - 続き楽しみです (11月2日 4時) (
レス) @page29 id: acedfd8679 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ(プロフ) - 初めまして、この小説はトラファルガーローオチですか？出来れば、トラファルガーローオチでお願いします🥺続き待ってます。頑張って下さいね。 (8月20日 2時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)
カリリン - もう、書いていただけないのでしょうかぁ… (5月1日 19時) (レス) @page29 id: d3adcc0fb3 (このIDを非表示/違反報告)
*Noah*(プロフ) - ついに夢主を認識しましたか！キャプテンがこの後どうするのか、夢主ちゃんとどうなるのかすごく気になります！大変だとは思いますが、頑張ってください。応援してます！！ (2023年1月17日 17時) (レス) @page28 id: aaa7af5a28 (このIDを非表示/違反報告)
りりあさん。 - あ“あ”あ“あ”あ“続きまってますううう！！！！！！！ (2022年11月15日 21時) (レス) @page25 id: 60176f6c78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チャシャ猫 | 作成日時：2021年8月23日 0時
