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【天龍 桐哉】井の中の蛙大海を知らず ページ3
今思えば俺の人生どっかで間違えてたんだろうな
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良い家系に生まれ、何不自由なく育った
自分で言うのもなんだが容姿に恵まれ才能に恵まれ、背が高くて体型はスレンダー
ここまで来ればただの完璧人間だ
だけど、違った
何かが、その何かは今でも完全にはわかっちゃいないさ
なんとなく周りと合わなくて
なんとなく疎外感があって
なんとなく胸の辺りが冷たくて
そのまま20になり、生まれ持った才能の絵で自分でお金を稼ぐ様になっていた
でもまだ何かが違う
親戚との関わり、良い家系のお坊っちゃまとしての振る舞い
腹のふくれない贅沢な料理
その何かが分からないままただただ俺は自分を追い詰めていた
そのまま22になり独り暮らしを始めた
そこからだった
世界の輝かしさと汚さに
無彩色の人達、グラデーション見たいに色んな色が会って人によっては極彩色を持っていて
もちろん、人の色は一色ではないのだが、ただそう見えただけ
まるで十人十色、実家に居た時は認められていなかった十人十色
実家に居た時は持った色を統一されている感じで苦しくて、これが違った何か？
ほんとにそれであっていたかなんてわからないまま
こんなこと言って良いのか分からないけど
我慢のしすぎは心にも体にも良くないよ
我慢しないといけない場所もあるけど
我慢しないなんて選択肢すら無いかもだけれど
自分が生きる物語の主人公は君なんだから
【常盤 樹】人間はいつの時代も面白くて→←【九十九 真白】僕がこうなった訳
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