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さんさんと輝く太陽。心地のよい春の暖かな風。そして、その風と共に美しく舞う花弁。季節は春。咲き始めた桜や白爪草等が笑って話をしているように見える。
「うっふふ♪」
おや?白爪草の方から笑い声が聞こえる。これは幻聴ではないようだ。
「ふふっ♪」
おそるおそる近づいてみれば何とそこには小さな人形の様な小人がいるではないか。そう、此処は世界でも最も珍しい[妖精]と言う生き物が住んでいる土地なのだ。実際、その数は少なく30匹及ぶか及ばないかの数しかいない。彼女はそのうちの1匹で名前はビアンカ、白爪草の妖精である。
「今日も…悪戯、するわよっ☆」
彼女の趣味は人間への悪戯。悪戯をして困ったり怒ったりする人間の表情の移り変わりが見ていて面白いとか。ビアンカは胸を踊らせながら何時もよりも高く飛んでお目当ての人間を探し飛んでいた。
「っかしぃーなぁ〜何時もならいるはずなのに……」
逆に自分が困ってしまい面白くなさそうだ。その時、突発的な突風が彼女を襲った。小さい体にはこのような突風には耐えることができない。
「えっ?キャーーー!!!!」
ビアンカはそのまま風に飛ばされ何処か違う場所に行ってしまった。その飛ばされた先に[お目当ての人]がいるとはこの時誰も知らなかった。勿論、ビアンカも。
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はるぽ(プロフ) - !!!私の子でてる!!嬉しい(*´`)更新頑張ってください\(^ω^\)( /^ω^)/ (2016年3月10日 8時) (レス) id: c884d036c1 (このIDを非表示/違反報告)
青娥(プロフ) - (○p>ω<)尸" フレーフレー☆ (2015年7月24日 20時) (レス) id: 5b4a56464b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:FlowerFairies参加者一同 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/bbs/t%3AThank+You!Read+a+Dream+Story.
作成日時:2015年7月24日 4時