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━━ピンポーン。




次に目が覚めたのは、

インターフォンの音でだった。





むくりと体を起こすと、意外と身軽。






寝たおかげかな?





今何時だろ…と思いつつ、

時計を見てみると、すでにおやつの時間を

回っていた。





もうこんな時間だったんだ…寝すぎた。




ベットから立ち上がり、玄関にむかう。



歩くとやっぱり、ちょっとフラフラするかも。



それにしても、誰だろ…?




部屋着だけど、まぁいっか。




「はーい」



そんなことを考えながら玄関まで行き、

なんのためらいもなくドアを開けた。




『やほ』


そこにいた人物を見て、思わず固まってしまう


が、すぐにドアを閉めた。



…ななな、なんで!?


━━ガチャッ!



『大ちゃんっ、何勝手に閉めてんの!』



「うわっ!」



外から無理矢理ドアが開けられて、

ドアノブを持ったままの俺は前のめりになる。




そんな俺を片方の手で支えたのは、

ドアを開けた張本人、山田だった。


ym 「まだ俺が入ってないでしょ」



「なんで山田が…!?」




ym 「お邪魔しまーす」



「え!?ちょちょ、ちょっと待って!」



靴を脱いで、ズカズカと家の中に

入ってくる山田を必死に止める。




「勝手に入るなよ!」



ym「お邪魔しまーすって言ったよ」



「邪魔するなら帰って!」





ym 「はい、分かりました〜!って言うか、アホ!俺はわざわざ大ちゃんの見舞いに来たの!」



おぉ…調子いいな。


って、ちがうちがう。



マジで?山田が見舞い?




驚きのあまり目をしばたたかせていると、

山田は不意に俺の手を掴んだ。



ym 「大ちゃんの寝室どこ?早く言って」



「そこだけど…」



あまりの強引さに、抗えない。


山田は優しく俺の手を引いて階段を

あがっていく。


よく見ると、もう片方の手には

ビニール袋があって、何かを買ってきたみたい






ym 「大ちゃん、怪我は大丈夫なの?」



「え?怪我…?」


あぁ、コケたときの怪我か。



「おう。もう平気」




ym 「そっか…」



…なんでだろう。


今日は顔を合わせずに済むって

思ってたのにな。


弱ってるときに山田がいると、調子狂う…。

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設定タグ:ありやま , Hey!Say!JUMP , BL   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ありちゃん | 作成日時:2020年2月11日 13時

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