さよなら…！過去の私たち（探偵チームKZ事件ノート）

夢の中 ページ10

　ん……ここ…どこ……？
　
　
　そこは真っ暗な道だった。


　私…死んだの…？ ううん、助けられて、倒れたから気絶したはず。


　私の夢の中ってこと…？

　
　すると、どこからか音がした。


　この音は、エレキギター？


　その時、目の前に光が現れた。


　歩いていくと、音が段々大きくなってきた。


　走って行った。


　すると、どこからか声がした。歌声のようだった。


　力強くて強い思いがある声だ。とてもかっこいい声だった。


　暗い道を抜けると、ライブ会場だった。


　でも、少し違う、一番前の席に審査員のような人達がいる。


　ここはライブ会場にみえて、大会会場だった。


　ステージを見ると、四人組のグループが演奏していて、
　

　左側の子がベースで、右側の子がピアノ、その後ろの子がドラムだった。


　その真ん中にエレキギターを弾いて歌っている子がいた。


　あの子が歌っていたんだ。でも、照明のせいなのか四人の顔が見えなかった。


　その瞬間、突然目の前がまぶしく光った。


　思わず目をつむり、目を開けると、


　そこは、誰かの家の部屋だった。

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