夢小説の矛盾にツッコミを入れてみよう

その8:盛りすぎは胃もたれの元 ページ31

設定と言えば、よく
「作中最強の○○より強い！」とか、
「作中の有名人にいじめられた被害者！」とかとか、
とにかく原作キャラより立場的に上を行こうとしている設定の夢主がよく見られます。
主に創作重視系の作品で、ですね。

そういう設定を見るたびに、いつも勿体ないなーと思うんです。
だって、原作キャラより優位に立っている夢主ちゃんって、つまり

「原作キャラに優位な席を譲ってもらってる」

ってことなんですよね。いわゆる、「主人公補正」というやつです。
わかりやすく言うと、ミーハーちゃんとイケメンくんのやりとりで出てきた「特別扱い」
がこれに当たります。

じゃあ、もしその「主人公補正」がなくなったら、夢主ちゃんはどうなるんでしょうか？
補正が入らなくても、まだ魅力的な登場人物でいられますか？
補正がある以上、原作キャラとは永遠に対等な関係を築けないような気がするのですが……。

今回は、よく見かける設定の夢主を「主人公補正抜きで」分析していきたいと思います。

「過剰に見た目が良い」
「過剰にお金持ち」
「過剰に身体能力が高い」
「過剰に男っぽい」
「過剰に人当たりが悪い(イケメン嫌い含む)」
「過剰な外見設定」
「過剰なハンデ(病気・重い過去など)を持つ」
「過剰に頭が良い」
「過剰に天然・鈍感である」
「過剰に同性を敵視あるいはベタベタする」

以上の10パターンから、主人公補正を抜いて人物像を探ります。
容赦なく突っ込んでいきたいと思っておりますので、
黒歴史あるいは現在進行形で自分の夢主がボッコボコにされ地獄を見る可能性がありますが、
みんなで仲良くのたうち回りましょう。

「見目麗しすぎる」夢主1→←もうちょっと簡単なやり方

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