文豪にセクハラしたいんじゃ

まじめ2* ページ49

中「畜生、こういう時に限って居ねぇな彼奴…」

コップを片手に街中をうろうろしていると、曲がり角で誰かとぶつかってしまった！

中「うわっ」

？「きゃあっ」

中「わ、悪い！大丈夫か……って

手前かよ！！
何食パンくわえてんだ！」

『曲がり角で美少女の私とぶつかるなんて…やっぱり私達 運命なんですね…』

中「美少女じゃねぇし俺はそんな運命認めねェからな」

『…ん？中也さん、その手に持ってるコップなんですか？』

中「此れか？
…梶井特製のジュースだってよ、貰ったんだが 俺は今喉乾いてねぇし…
手前飲むか？」

『かかかか梶井さんの特製じゅーす…頂いてもいいんですか！！？』

中「嗚呼」

『有り難うございます！！！』

Aはそのコップを光の速さで受け取り 0.5秒で飲み干した

中(速…)

『っぷはー！美味しかったで………』

飲み終わって満面の笑みだったAは目を見開いて固まっている

中(早速効果が…！)

二、三度瞬きをし、中原を見つめる


『……あ、中也さんどうも』

中「ど…どうも？」

『いけない、もうこんな時間…私 買いたい物があるので 失礼します』

中「はあ…」

丁寧にお辞儀をし、くるりと向きを変えて歩いて行った


中「…」

中原はポケットから携帯電話を取り出し 梶井に掛ける


梶【しもしもー こちら梶井】

中「梶井！効果あったぞ！！」

梶【まあ僕が発明したものだし 効果があって当然！
其れで？今どんな感じ？】

中「どんな感じって…普通に別れた」

梶【別れた！！！！？！？
駄目でしょ中原幹部！ちゃんとどの様な効果が出たかレポート書かなきゃいけないんだから見張って！】

中「は！？手前そんな事一言も」

梶【それじゃ僕まだ実験中だから切るね】

中「あっおい！！

…切りやがった此奴」


Aが行った方向を見ると 彼女の後ろ姿が小さく見える。

中「だーーっ畜生！！」



中原は本当は物凄く嫌だがAの後をつける事にした





ポートマフィアって暇なの？

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