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雅紀君に何で私が智のことを好きなんだと思うのって聞いたら、Aちゃんみたいな子は好きでもない人とえっちしないでしょ？ってわりかし普通のトーンで言われた。
周りの人に聞かれていないか焦りながら、でも雅紀君がそう思ってくれたことに、恥ずかしいけどなぜだかうれしくて。
「リーダーの両親と会う日はいつなの？」
「それがまだ決まってなくて……」
「週末ってすぐだよね」
「……うん」
あからさまに肩を落として大きなため息をついたら、雅紀君が慌てたように身を乗り出した。
「ごめんごめんっ、無神経だった、」
「…ほんとだよ」
「ごめんってー」
「……あと３日……」
「Aちゃん、」
「……嫌だ…終わりたくない…」
自分で発した言葉が、胸にずしんとのし掛かる。
終わりたくない……ほんとにただただそう思う。
机に顔を突っ伏した。
「……Aちゃん」
「……」
「終わらせたくないなら、自分の気持ち言ってみたら？」
「……」
「リーダー、そんないい加減な奴じゃないよ」
「……でも本気で一週間だったら？」
「……」
「まだ少しでも時間があるのに、本気だって分かって離れてっちゃったら？」
「……」
そんなことになったら私、死にたくなりそう。
「……」
「…じゃあ言わないの？」
「……」
「言わずに一週間過ごすの？」
「……」
そんなこと言われたって分からない。
どうしたらいいか分からない。
ただ私は、智の側にいたい。
「……そしたら、最後の日に言う？」
「、」
「それならまだ一緒に過ごせるし、ダメージも少ないじゃん」
雅紀君の声が優しくて、泣きそうになった。
「……」
「…でも、そんな気持ちのまま一緒にいる数日間も、辛いと思うよ、俺は」
「、」
「好きなのに我慢するとか、俺には出来ないもん。つーかしたくねぇし。振り向かせるしっ」
顔を上げると、ちょっとドヤ顔で口をむうっとへの字に曲げてる雅紀君がいた。
雅紀君はそりゃあかっこいいから。素敵だもん。
だから自分に自信もあるんだろうけど、私にはそこまでの自信はないから。
「……私にはそんな自信ない」
「……」
「たまたまそこにいたから選ばれただけの期間限定の彼女だもん、最初から一週間だけって、、……だから……」
力説して、自分の首を自分で絞めた気分。
「……だから？」
「え…」
「自信なんて俺だってないよ」
*
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さゆ(プロフ) - こんにちは。とっても素敵なお話をありがとうございました(*´∀｀)何回読んでもぐっときます！妬いてるのも独占欲強いのもかわいい。まっすぐな智くんが素敵すぎです。また、智くんで書いてほしいなぁ。楽しみにしてます。 (2020年3月5日 12時) (
レス) id: b39ec88e32 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - うわぁーん(。´Д⊂)素敵すぎます！！幸せになってくれて良かった！！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - さぼてんさん» さぼてんさん、こんにちは！無事完結しました！次のお話もお付き合いいただけると嬉しいです♪ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ともさん» ともさん、こんにちは！楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)コメントありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、こんにちは！お話、最後までお付き合いいただき、楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)ニノのお話読みたいと言ってくれる方がいてよかった(笑)一歩踏み出す勇気が出ました(*^_^*)いつもありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年9月7日 0時
