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その後ろ姿を見てるだけで幸せな気持ちになれるなんて。
智との未来を想像して勝手にニヤける。
たまにガラス越しにじっくり覗き込んで次に進んでる。
あ、店員さんを呼んでこれって指さした！
本当に、こんなちゃんとしたお店で買ってくれる気なんだ。
…なに選んでくれてるのかな。
ネックレス？ブレスレット？それとも……
安いもので全然いい！と思ってたはずなのに、こういうところでって言われるとやっぱりそれも嬉しくて。
お店の中で一番安いものだってなんだっていいんだけど。
智が私にって選んでくれたもの。
それをプレゼントしてくれるってだけで本当に嬉しくて。
まだどんなものかも見てないけど、既に涙が出そう。
あ、またこれって出して貰ってるっ、
パパッと一周して私の前に戻ってきたのは10分後。
あれからもいくつか出して貰ってたけど……
「A、聞いてなかったけど金属アレルギーとかない？」
「うん、ないよ」
「よかったぁ……」
「え？」
「だってAがアクセサリーとかつけてるとこ見てねぇなって」
「確かに普段はほとんどつけてないかも」
「んふ」
智がお姉さんのところに駆け寄って、選ばれたアクセサリーたちが乗ってる台を運んで貰った。
「すげぇバラバラだけど…A似合いそうなの全部選んできた」
「……かわいい」
「んふ、Aのイメージってこんな感じ。こん中で気に入ったのある？」
「うーん……」
目の前に来るとやっぱり恐れ多くて。
て、いくらなんだろう。
値段が見えないから簡単にこれ、とか、選べない。
ていうか、見えてても結局いい値段するんだろうし、選べないけど……
「……難しい」
「これは？時計」
「時計……はいつもつけていられるね」
「…A、ずっとつけててくれる？」
「、もちろん！」
「んふ、それもいいなぁ」
智の勧めで一度手首に着けてみる。
……わぁ、素敵。
「…………、えっ！」
「どした？」
「ちょ、これっ…！」
ぱらっと落ちてきたのは小さな値札。
え、え、見間違い？
目を凝らしてみてみるけど、やっぱり想像以上のお値段。
「、やめよ、」
「へ？似合ってんのに」
「だめっ、こんな、高過ぎっ」
「それはいーって」
「よくないっ、」
手が震えてうまく外せないでいると、お店のお姉さんがやりましょうか、と笑顔で声をかけてくれた。
……恥ずかしい、
*
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さゆ(プロフ) - こんにちは。とっても素敵なお話をありがとうございました(*´∀｀)何回読んでもぐっときます！妬いてるのも独占欲強いのもかわいい。まっすぐな智くんが素敵すぎです。また、智くんで書いてほしいなぁ。楽しみにしてます。 (2020年3月5日 12時) (
レス) id: b39ec88e32 (このIDを非表示/違反報告)
智恵里(プロフ) - うわぁーん(。´Д⊂)素敵すぎます！！幸せになってくれて良かった！！ (2019年11月18日 20時) (レス) id: 82290003ef (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - さぼてんさん» さぼてんさん、こんにちは！無事完結しました！次のお話もお付き合いいただけると嬉しいです♪ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ともさん» ともさん、こんにちは！楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)コメントありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - ていくさん» ていくさん、こんにちは！お話、最後までお付き合いいただき、楽しんでいただけたようでよかったです(*^_^*)ニノのお話読みたいと言ってくれる方がいてよかった(笑)一歩踏み出す勇気が出ました(*^_^*)いつもありがとうございます！ (2019年11月18日 11時) (レス) id: 2a9d2935f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2019年9月7日 0時
