278話し相手2/10 ページ38
潤「どうぞ」
差し出されたのは緑茶。
バーに似つかわしくない飲みものに驚きつつ。
潤「これもよかったら。」
A「、え、」
潤「腹減ってない？俺今から昼飯」
A「っすいません、そんな時間に…」
潤「いや全然。話し相手いて嬉しい」
眩しいくらい、笑顔が似合う。
出された唐揚げ丼を頬張って。
A「、おいしい…」
潤「そ？よかった」
A「…」
話が続かない。
気になるのは櫻井さんのこと。
せっかくお昼をいただいてるのに、頭の中は櫻井さんでいっぱいで。
A「…」
潤「翔君？」
A「、えっ、」
潤「分かりやす(笑)」
A「…」
潤くんは何でも分かってるみたい。
会ったの三回目なのに…
A「…櫻井さん、最近来るんですか」
潤「敬語いいって(笑)」
A「あ…うん」
潤「最近、結構来るよ」
A「え、」
潤「この前ふたりで来てくれたじゃん？」
A「うん」
潤「いつからかな…３ヶ月くらい前？もう少しかな。あの翔君が、ひとりでぺらぺらしゃべって帰って行くの(笑)」
A「…」
私と別れてから、ってこと…？
よく来るんだ。
ひとりでペラペラ…なに話してるのかな…
A「…」
潤「翔君ね。彼女と別れたみたいで、傷心で。見てらんなかったな」
え…
彼女と別れて、傷心…？
A「……」
潤「…Aちゃん…だよね？」
A「え、」
潤「彼女。あ、元カノか。すげーお似合いだった」
にこって笑ってるはずなのに、どこか寂しそうで。
…やばい、泣きそうになる…っ、
A「…」
潤「泣かせたい訳じゃないのにな」
A「…すいません」
潤「まだ好きなんだ？」
A「……うん…」
俯いたままどうにか言葉を絞り出すと、カウンターの中で体を90度外に向けた。
潤「今から話すのは独り言」
A「、」
潤「翔君完璧だから妬まれんだよね。いやーなやつに。なんだっけ名前。横浜いたときの…」
うーん…ってわざとらしく私をちらっと見た。
A「…宮下さん」
潤「あれ。独り言だったのに。その宮下から言われたんだって、お前の幸せぶち壊すって」
A「え…」
潤「でなんだっけ。前に翔君と仲良かった…早紀さん？実はあの子会社辞めさせたのは俺だとか何とか」
A「は？」
*
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ebi信号(プロフ) - いやいやいや。ちょっと待って…早く寝なきゃダメなのに、止まらないー (2019年12月16日 1時) (
レス) id: 99a6a11134 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - みかぽさん» みかぽさん、こんばんは！翔君の気持ちもJ伝いながら分かり、ようやくこの緊張感から抜け出せそうです(*^_^*)引き続き頑張ります♪ (2018年2月17日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
みかぽ(プロフ) - こんにちは！ 謎だった翔くんの頭の中が垣間見えて心底ホッとしました！！潤くん、ナイス！ 続き楽しみにしてます！ (2018年2月12日 13時) (レス) id: 952df20f4c (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - keiさん» keiさん、こんばんは！そうだったんです、翔君(笑)そしてJの良さが引き立つ！ふたりの気持ちはどうなっていくのか、そして智君は…。引き続き頑張ります(｀･ω･´) (2018年2月11日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - やこさん» やこさん、こんばんは！お互いの気持ちを伝え合うまで後少し！頑張ります☆ (2018年2月11日 22時) (レス) id: 1f73178a9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさこ
| 作成日時：2017年12月20日 23時
