# 小さな気遣い ページ5
.
�燹� 着いたよ。」��
そうメッセージが入って、
私はお会計をして外に出た。
辺りを見渡したら、
横断歩道の向こうで
手を振る阿部ちゃんさん。
阿部「 お待たせ。ごめんね。」
『 そんな、こちらこそわざわざ…！』
そう言うと同時に
首にフワッと掛けられたマフラー。
阿部「 ほら、冷えて来たし
付けといていいよ。」
『 …ありがとう、』
前までだったら
絶対すぐに断ってたのに、
今は少し嬉しい自分がいる。
こうして少しずつ、
翔太くんのこと忘れていくのかな…。
阿部「 …大丈夫？」
『 えっ？』
阿部「 いや、ボーッとしてたから。」
『 ごめんなさい、…考え事してて、』
そんなことを考えてるから
阿部ちゃんさんは不思議そうに
私の顔を覗き込む。
するとそのまま
手が背中に回って身体が引き寄せられた。
阿部「 忘れなよ、しばらく。」
『 ……うん。』
そして阿部ちゃんさんは
私の気持ちを分かったようにそう呟く。
なんでだろう。
阿部ちゃんさんは
出会った時から
私の気持ちをいつも共感してくれた。
：
あれは確か
初めて翔太くんのスタジオに行った時。
メンバーはまだ6人しかいなくて
涼太と翔太くん以外初めましてだった。
明るいさっくんと、
ふっかさんとひーくん、
そして阿部ちゃんさん。
正直人見知りだった私は
うまく挨拶も出来なくて、
来るんじゃなかったって後悔してたっけ。
阿部「 翔太がいつもお世話になってます。」
その時一番初めに、
丁寧に挨拶してくれた阿部ちゃんさん。
緊張するよね？
なんて笑ってくれたのもすごく嬉しくて。
それからも何回か
翔太くんの仕事場には行ったけど、
その度に気遣ってくれて。
なんだか優しい
お兄ちゃんみたいだと思ってた。
:
『 …なんで阿部ちゃんさんは
そんなに、優しくしてくれるの？』
阿部「 なに、急に。笑 」
私が突然そんなことを聞くから
阿部ちゃんさんは困ったように笑う。
けど
そのまま頭をポンポンされて、
阿部「 なんかほっとけないんだよね。
可愛い妹みたいでさ。」
そんな阿部ちゃんさんの言葉に
不覚にもドキッとしてしまった。
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綾音(プロフ) - はじめまして！シリーズ最初から読ませていただきました！この章？の最後の方は泣いてしまいましたっ（ ; ; ）続編もしっかり読みます！ (2020年4月21日 0時) (
レス) id: e120810d5e (このIDを非表示/違反報告)
真央(プロフ) - 続編ありがとうございます!!楽しみに待ってます(*^O^*)♪ (2020年4月5日 8時) (レス) id: d02205b7cd (このIDを非表示/違反報告)
あーやん(プロフ) - 毎日更新ありがとうございます！！この作品がとても大好きです！！翔太くんとのハッピーエンド期待しております！！ (2020年4月4日 21時) (レス) id: ff27737eff (このIDを非表示/違反報告)
non.Shota(プロフ) - シリーズ最初から見てます(^-^)更新大変かと思いますが頑張って下さい。楽しみにまってますよ！！！ わたし的にめめとの本気の浮気などなくしょっぴーとのハッピーエンドを期待してます。。彼女の逆束縛も読んでみたい！！ (2020年4月4日 21時) (レス) id: d7a269e0b4 (このIDを非表示/違反報告)
きょーか - 毎日すごく楽しみに見ています！彼女の逆束縛が見てみたいです！頑張ってください！ (2020年4月4日 18時) (レス) id: 3151e38af3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：望穂
| 作成日時：2020年3月26日 20時
