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K「…A？…大丈夫？」
「うん…でも…もう少しこのまま…」
K「…いいよ」
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家に帰る道、俺はこれからの事を考えて
ゆっくりと歩いていたら
飛び出してきた女の子
この夜に裸足で、買い物袋とカバンを必死に抱えて
それがAだったなんて
まるで運命みたいだなんて思ったら怒るかな
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「…ありがとう」
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俺からゆっくり体を剥がし
涙でいっぱいの顔を拭うA
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K「もう大丈夫？」
「うん」
K「怖かったよな、怪我はしてない？」
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「大丈夫よ、ありがとう」
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K「送るよ家まで」
「うん…」
K「珍しく素直だね？」
「うるさいな…」
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俺はAの前に屈んだ
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「なに？」
K「裸足だろ？…怪我するし汚れるよ」
「いいよ…荷物もあるし」
K「それぐらい持てるよ男だから」
「…うん…じゃあ…」
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背中にAがのったのを確認して
持ち上げる。
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K「本当に乗ってる？」
「もう、乗ってるって」
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それから少し沈黙が続く
俺は少しでも長くいたくて
ゆっくりと歩く
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「…夜神くん、元気そうで良かった」
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消えそうな声で呟く彼女に
なかなか返事ができない
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K「…もう俺の事なんか顔も見たくなかったでしょ？」
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「そんな訳ないよ、心配してたよずっと」
K「…不思議だね、Aにならそう言ってくれると思った」
「当たり前でしょ、友達だもん」
K「友達ね…」
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既にAの家の近くに来ていた
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K「家まで送るから」
「うん…」
K「今日、沙織ちゃんは？？」
「帰ってこないって…デートだから」
K「そっか…」
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部屋の前までついて鍵を開けてもらい
中に入る
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K「待って、タオルはどこにある？」
「あ…うん…洗面台の上」
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タオルを濡らして
汚れたAの足を拭いてあげる
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「自分でできるよ…」
K「いいよ別に」
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白くて細い綺麗な足
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Aが何を考えているか
よく分からない
キラが目の前にいるのに
怖くないのか？
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なんで俺にそんな笑顔が向けれるんだ？
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GAIN(プロフ) - ヨシュアさん» ご指摘ありがとうございます！！外しました！！！ (2017年10月18日 10時) (
レス) id: b57d4ae7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシュア(プロフ) - オリフラ外して下さいね。 (2017年8月20日 23時) (レス) id: 79e3295e29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAIN | 作成日時：2017年8月9日 23時
