今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:44,384 hit
小｜中｜大
11. ページ11
.
なかなか寝付けずに布団でうとうとしていた。
あ、そうだ。
Aちゃんが連絡先教えてくれたんだった。
スーツの胸ポケットに小さく折り畳まれた紙を取り出す。
綺麗な字で書き留められた電話番号とLINEのID。
こんな時間に連絡するの迷惑だよな…と時計を見る。
もう12時半を回っている。
追加だけでもしておこうか。
明日連絡すればいいんだし。
追加してしばらくした時。
閉じたスマホが着信を知らせた。
ディスプレイに表示されたのはさっき登録したばかりのAちゃんの名前だった。
急いで通話をタップする。
｢あの、すみません、こんな夜中に。｣
｢いやっ、どうかしましたか？｣
｢いえ…さっき友だちに追加されたからまだ起きてるかなぁと思ってかけてみたんです。めいわ…｢迷惑じゃないですよ、｣｣
食い気味に言うと小さな声でよかったぁ…、と聞こえた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 83人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：郁
| 作成日時：2015年11月30日 1時
