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36 sideA ページ37

夕飯を食べてから
四人でちょこちょこっと話をした後、
潤くんはまだ部屋の片付けがあるからと二階に上がっていった。



「……しょーちゃん、ニノ」


「なんですか、相葉さん」


素っ気ない返事だったけど
ニノは俺が言いたいことを多分分かってる。

翔ちゃんもきっと分かっててあえて黙ってる。


「潤くんはほんとに“青龍”かもしんないね」


「…」


大ちゃんの言葉を聞いたとき、
大ちゃんが言うんだったら絶対潤くんが青龍なんだって思った。

…理解したつもりだった。


でも心のどこかでどうしてもそれを否定したい自分がいて。
1%でもいい、その可能性にかけたかった。


「もう、受け入れるしかないんですよ」


ニノが俺の肩に手を置く。




四神は神様。

神様っていうのは人間界では結構タブーな存在らしくて
神様の宿主を生んだ親はそのせいで
魂の消耗が早くなって亡くなるのも早い。

現に俺もニノも翔ちゃんも親はもうこの世にいない。
…もちろん大ちゃんも。


潤くんの親がもう亡くなってるのは本当に偶然なのかもしれないけど
俺には潤くんが青龍であるってことのだめ押しにしか思えなかった。




「…っ、うっ…」


「あなたが泣くことないですよ」


そうだよね。
一番辛いのはニノだって知ってるよ。



でもニノは泣かないから。

泣きたいのに弱いところを見せようとしないから。



だから俺が代わりに泣くよ。
ニノの分まで、翔ちゃんの分まで全部。





なんて、結局俺は逃げたいだけなのかもしれない。


潤くんをこの世界に引き込んでしまった責任から。


自分の行動で引き起こした騒動から。


こんなにも卑怯な俺でごめんね。


ごめんね。

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作者名:智帆 | 作成日時:2013年6月22日 9時

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