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13 sideS ページ14

「智くん?入るよ?」


そう彼の部屋の前から声をかけて
そっと襖を開ける。


「しょーくんおかえり。今日は早かったね?」


広い畳の部屋のすみっこにある窓から
外を眺めながら彼…ここの家の権力者である
大野智が俺を見ずに言った。


「…うん」


「さっき誰か連れてきてたみたいだけど…誰?」


「…見てたの?」


「見てたよ。それにこの家のことだったらなんでも分かるし」


ふふっとまだ窓の外を眺めながら笑う彼に
いつものように震えながらも
努めて冷静に話そうと心がける。


「ニノの友達だよ。…実は秘密がバレちゃって」


「ふうん。和の、友達…ねえ」


特に興味なさそうに呟く彼。


「記憶消すために連れてきたんだ」


「へーえ。偉いじゃん」


その言葉に怒りが沸き上がったが、
ここで俺が怒っても後で痛い目を
見るだけなので必死に我慢する。


「じゃあ、消してくるから」


そう言って襖を開けようとしたとき、
彼の声が俺の耳に届いた。


「いいよ、消さなくて」


「え…?」


意外な彼の言葉に驚いて振り返ると
儚げな、かつ妖艶な目で
俺をとらえている彼がいて。


「…っ、どうして?」


「だーって和のお友達なんでしょ?
だから記憶消さなくていいよ。
ただし、条件が二つあるけどね」


「条件…?」


「そう。一つ目はー…」

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作者名:智帆 | 作成日時:2013年6月22日 9時

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