ご主人様の言う通り (ページ7)

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私がお風呂から上がる時には、もう皆起きてた。この家では基本、松本さんが料理を作ってるみたい。私がやらなきゃいけなかったのに、最初の日からペット失格だよ…
まぁよく考えたらペットなのに、待ってても餌は出てこないわけなんだけどね…(笑)

「松本さん、すみません。料理させちゃって…」

松本「いいのいいの。あと、潤だから。」

「へ？」

松本「俺の名前」

「はぁ…」

松本「だから、潤って呼んでってこと」

「あっはい。」

松本「いいお返事。あっそうだ。さっき携帯なってたよ」

「そうですか」

携帯を確認する。

『着信1件涼也』

涼也からだ…。

プルプル…

「あっ涼也？」

涼也「お、おう。久しぶり」

私と涼也は大学で知り合って、今は私は東京。涼也は兵庫にいるから、いわゆる遠距離恋愛ってやつ。

「で、なんかあったの？」

涼也「…あのさ。明日会える？」

どうやら、用事で東京に帰ってきてるみたいで、会いたいという内容だった。

「いいよ。私も会いたいし」

涼也「うん。じゃあ明日」

「明日」

久しぶりに涼也とデートか…
楽しみだな。
鼻歌を歌いながら部屋に戻ると、相葉さんが「モモはわかりやすいな」なんて言いながら、こっちをニヤニヤ見てくる。

「何がです？」

相葉「今の、彼氏でしょ」

「な、なんで分かるんですか」

相葉「わかるよ～」

二宮「相葉さん、普段バカなくせに、恋愛に関しては勘がするどくなるからね」

「そうなんですか…」

二宮「で、なに。デートすんの？」

「はい。彼が久しぶりに東京に帰ってくるって言うんで。1:00に駅前で。」

櫻井「彼氏さん、東京じゃなかったんだ」

「兵庫に行ってるんです」

大野「遠距離恋愛だねぇ」

「…はい」

このことを聞いたら、涼也はどう思うんだろう。そりゃ…嫌だよね。
ヤキモチ焼くかな？(笑)
なんて考えてたら二宮さんに「顔がニヤニヤして気持ち悪い」って言われて、我に返った。