ご主人様の言う通り (ページ5)

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「相葉さん？起きてます？」

相葉「ふにゃふにゃ、ダメだよ～」

何やら寝言を言ってる。
二宮さんになにかされてるみたい。
あの2人仲いいもんな(笑)

「入っていいですか？」

相葉「ふにゃふにゃ…もう～仕方ないなぁ」

寝言なのかほんとに喋ってるのか分からないけど、部屋に入った。

「相葉さん？服って貸してもらえます？」

相葉「ふにゃふにゃ…だーかーらーダメだよぉ」

「ダメですか？」

相葉「ふにゃふにゃ…もーいいってばー」

「どっちなんですか」

ちょっと大きな声を出しちゃって、相葉さんを起こしてしまった。

「あの…」

雅紀「んぱーー。あぁよく寝た。…げぇーーっ！なんでここいるの？」

「起こしてすみません。服って貸してもらえますか？」

雅紀「あぁ。服ないのか。いいよ～そのへんの着て」

「ありがとうございます」

言われた通り、そのへんの服を適当に取らせてもらった。見かけのまんまで、相葉さんの服はどれもおっきめのものが多い。その中でも比較的小さめのものを借りることにした。

「…失礼しました」

そう言いながら部屋を出た時には既にもう２回目の眠りについていた。

お風呂の場所が分からず、おっきい家の中をぐるぐると回る。やっと見つけたお風呂には、先約がいたみたい。

『ただいま大野、お風呂中♡』

ふふ。張り紙を見て笑ってると、扉が空いて、中から大野さんが出てきた。

大野「うわぁ、モモちゃん。お風呂？」

「あの…はい。」

大野「入れてあげよっか？」

『入れてあげよっか…入れてあげよっか』

その言葉が私の頭の中をぐるぐる回る。

「…へっ？」