ご主人様の言う通り (ページ36)

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それから私と、潤くんと翔くん以外の皆でご飯を食べて、今は雅紀とずっと溜まってたドラマを見てるところ。

和が「お前らだけずりぃー」とか言いながら、しぶしぶ智くんと話し合いに。

3話ぐらい見終わった時には、雅紀はもう隣で深い眠りに入ってて、智くんと和の話し合いも終わり、智くんはお風呂に、和はゲームをしに部屋に行った。

「ねぇ、雅紀。どうせ明日も早いんだから部屋で寝てきなよ」

相葉「ん…」

「部屋真っ暗にして、一人にするからね？」

雅紀は、一人が嫌い。

相葉「やだ……寝るよ」

そう言うと思いました。

「うん、えらい」

相葉「じゃあモモが…部屋まで…着いてきて…？」

寝ぼけてるのかな…？

「ひとりで行けるでしょ」

相葉「じゃあ…行かなーい」

あぁ…この人は何歳なんだろ

「…分かったよ」

結局、一緒に上がることになって、立ち上がる。

相葉「ん」

そう言って手を差し出す

「…なに？」

相葉「手、繋いで」

「だめ」

相葉「あーそんなこと言うんだぁ。ご主人様の言うことは絶対じゃないのー？」

ほんと、こういう時だけずるいよ。

仕方なく、手を繋いであげる。

・

上に上がろうと階段を登ったとき、丁度

櫻井「ただいま」

「…翔くん」

櫻井「…なに…してるの？」

「…なん、にも」

櫻井「なんで…手繋いでんの？」

「…いや」

櫻井「…あっ邪魔しちゃった…？
ごめん……俺のことは気にしないで、、、、、っても無理か……はは(笑)」

翔くんが笑ってる。
いつもはそれだけで嬉しいのに。
今の翔くんの笑顔は表面だけで、心は笑ってない。

「…邪魔じゃない」

素直にそう思った。
邪魔どころか、帰ってきてくれて、声が聞けて嬉しいのに………

櫻井「…いいよ気使わなくて…」

・

私の想いは届かない。