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私の学校で極弱サッカー部を抑え最もモテるイケイケ軍団の野球部
その中でも野球部の一番人気スター選手が私のクラスにいる
シゲ。その愛称で学校中の人気者の彼
そんな彼が私にとっては天敵
「A、おっはー！」
そう言って朝から私のスカートを捲ってキャッキャ1人で笑ってたり
「また増えたわ、Aの寝顔コレクション」って私の寝顔を勝手に写真撮ってたり
何かと絡んでくる
「ホンマにやめて！」
「何で？楽しんでるやん自分」
「はぁ？楽しんでへんし！迷惑やわ迷惑！」
周りには「仲良いな」とか「ずるい」とか言われてるけど
こっちからしたらただの迷惑
なんでこんなやつがモテんのか私には理解できひんかった
「ったく、大毅のどこがいいの」
大毅目当てでクラスに集まってくる女子を横目で見ながら言う
「そりゃあ、あの笑顔やろ。爽やかすぎるで」
「…普通やん」
友達はシゲを目で追いかけながら夢見がちに言う
「同じクラスって運命やわホンマに…
てか、Aはズルいで！毎日毎日シゲと会話して」
「会話なんてしてへんわ。アイツ会話通じひんもん」
そう言い捨て私は昼練に向かった
吹部の私は音楽室に向かう
「どこ行くんー？」
「昼練」
「はぇ〜お疲れさんです！」
「何？また邪魔する気？」
「いや。頑張ってな」
たまたま廊下で遭遇した大毅はそう言って笑窪を見えて笑う
音楽室のドアを開ける
割と急いだのにいつも先に着いてる先輩
「トモさん。いつも早いっすね」
「そう？Aちゃんもいつも早いやん」
私の片思いの人
始まりは同じ楽器やからってだけ
教え方が上手くて技術もホンマに高くて
優しくて頭良くて、紳士的
例のアイツとは大違い
「あ、トモさんここ教えて貰ってもいいですか？」
2人きりになれるチャンスなんて今くらいしかないから
なるべく近くに居たい
「ここはな、こーして、」ってキスができそうなくらい近くによって教えてくれる
トモさんってホンマにいい匂いするねん
オカンみたいな包み込んでくれそうな優しい香り
昼練なんてあっという間に終わって急いでクラスに戻る
朝も昼も夜も部活やってりゃそりゃあ授業中寝るのは不可避なわけで、大毅に写真を撮られる
たまに仕返ししようって思うけど
そういう時に限って気づいて変顔してくんねん
しかも大毅の寝顔赤ちゃんみたいで少し可愛いのもなんか鼻につく
私にとってはただの厄介者
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raf.(プロフ) - あいのすけさん» コメントありがとうございます。最新話更新致しました。これからもよろしくお願いします。 (2020年1月20日 22時) (
レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
あいのすけ(プロフ) - すごくほっこりしました、素敵な作品ですね！応援してます、更新頑張ってください！ (2019年12月5日 1時) (レス) id: f10e75a825 (このIDを非表示/違反報告)
raf.(プロフ) - 涼子さん» コメントありがとうございます！現在絶賛執筆中ですので少々お待ちください！これからもよろしくお願いします。 (2019年10月16日 8時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
涼子 - 流星君、すっごく良かったです！照史君の作品も楽しみにしています！頑張って下さい。応援しています！ (2019年10月15日 10時) (レス) id: 1a62da02fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：raf.
| 作成日時：2019年10月14日 22時
