eternally141 ページ49
翔「いつもコンサートの後、適当に束ねてるから」
ニノ「おばちゃんみたいにね。」
A「おばちゃんって、笑」
翔「はは、笑」
A「カメラまわってるから、きいちゃんに髪ストレートにしてもらったの」
翔「似合う。」
ニノ「可愛いって、良かったね〜」
ニノちゃんが、髪をぐしゃぐしゃに頭を撫でる。
A「もう、やめて、笑」
ぐしゃぐしゃになった髪を手で直す。
翔くんの手が私の頭に伸びてきて、跳ねた髪を直してくれる。
それだけで、心臓が、きゅっと、なる。
ニノ「顔赤いですよ、笑」
A「うるさいなあ、もう」
口をきゅ、と閉じて優しく笑う翔くん。
ニノ「でもさ、会見の時、
翔ちゃん、本当にかっこよかった」
翔「今言う？笑」
ニノ「いや、言ってなかったから」
翔「まあ、なんとなく予想はしてて、
聞かれたら言う覚悟はしてたんだよね」
A 「そうだったんだ、」
ニノ「男だなあ、翔ちゃん、ね？」
A 「ほんとね、翔くんってすごい男らしいなあ、っていつも思うよ」
翔「褒めても何もでねえよ？笑」
ニノ「俺はあんたら、応援してますから」
翔「はは、」
A 「ニノちゃん酔ってる？」
ニノ「何があっても、未来どうなるかなんて、
わかんないでしょ。
翔ちゃんとAが付き合ったって良いと俺は思うんだよ。」
翔「はいはい、笑」
少し酔っ払ったニノちゃんが顔を赤くして、話す。
私は翔くんの手前どう返して良いか分からなくて、残ったお茶を飲み干す。
その後、翔くんは話を変えて、
他の話題で盛り上がる。
そろそろお開き、
みんなが帰りの支度をし始める。
私も帰ろうとした時、
翔「A、」
と小さな声で呼び止められる。
A「ん？」
翔「さっきのニノの話、」
A 「あ、うん、」
翔「俺はAへの気持ちが、
変わることって、ねえと思うんだ。」
A「え、」
翔「でもさ、俺に囚われる必要はないからな。」
A「どゆ、こと、」
翔「俺はAが幸せなら何でも良いんだよね。
Aがしたいように生きて欲しいから。」
A 「それは、翔くんもね。
翔くんばっかり我慢して背負わないで。」
翔「うん、ありがとう」
智「翔ちゃーん！ホテル帰るよー！」
翔「ん、今行く」
酔っ払った智くんが、遠くで翔くんを呼ぶ
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
