eternally131 ページ39
私のソファから、彼が寝転がっているのが見える。
全然眠くならなくて、見つめてしまう。
まさか翔くんが、まだ私を好きでいてくれたなんて信じられなくて、嬉しくて。
私が嵐でなくなった時、
翔くんと私に何か今とは違った関係性になるのかな、
今よりも楽な関係性になれるのか、
嵐という会える口実がなくなって、
もう会わなくなってしまうのか、
彼のそばにいられるだけで良いと願っていたのに
彼の気持ちを知るたび、貪欲になっていく自分が嫌だ。
ただ、翔くんのことが好きなだけなのに。
______________
気がついたら寝ていたみたいで、目が覚めると、もう外は明るかった。
私の足元に智くんが、座ってスマホをいじっている。
A 「ん、、」
智「おはよ」
ふにゃ、と、優しく笑う智くん。
A 「はやいね、」
智「目が覚めちゃってさ」
のんびりした空気が流れる。
翔くんは、まだ気持ちよさそうに寝ている。
寝ている翔くんを2人で眺めて、
智「翔ちゃんって本当にいい奴。」
A「ふふ、笑」
智「かっこいいし」
A 「、そうだね」
智「Aはさ、芸能界やめたらどうするの？」
A 「智くんは？」
智「んー、しばらくのんびりして、
今まで出来なかったことを沢山してみたいなあ。」
A 「そっか、
私は全然想像が、できなくて。」
智「まあ、俺は嵐に戻るんだろうけど、
Aは違う人生になっちゃうんだもんな。」
A 「そうだね。嵐じゃない自分って価値が無い気がして、自信ないんだ。」
智「それはねえよ。Aほど優しくて出来た女性いない。」
A 「でも、私のことタイプでは、、」
智「ない！」
A 「ふふ、笑」
このノリを楽屋でも、バラエティでもしてきて、
いつも笑わせてくれる。
智「まあ、家族みたいなもんだ」
A 「私も、智くんのこと家族みたいに大切。
みんなに会えなくなるのは寂しいな。」
智「しょっちゅう会おう。」
A 「、うん」
智「翔ちゃんのことは？」
A 「うん、、、昨日まだ好きって言われた」
智「そうか、Aはなんて？」
A 「ありがとうってだけ。何も返さなかった。」
智「まだ好きだろ？」
A 「うん、翔くんが私を思ってくれる気持ちより
ずっとずっと、翔くんのことが好き。」
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
