eternally130 ページ38
翔くんの気持ちを聞いて、
翔くんに抱きしめられて、こんな切ない顔を見て、
私も切ない気持ちが溢れかえる。
翔くんが私を思う気持ちなんかより、
私のほうがずっとずっと彼のことが好きで。
全て何も考えずに、誰のことも考えないで、
私の気持ちを打ち明けられたら、どんなに楽なんだろう。
「酔っている。」
自分の中で言い訳を心の中で呟いて、
翔くんに、ゆっくり近づいて、そっと胸に寄りかかる。
翔「A、」
A「いま、だけ。」
優しく翔くんの手が私の背中にまわる。
しっかりした胸板が、すごく居心地が良くて、私も翔くんの背中あたりの服を握りしめる。
翔「A」
A 「、、ん？」
翔「好きだ、、、めちゃくちゃ」
私の頭の上から低く、優しい声で囁かれる。
A 「、、うん」
頷くことしか出来なくて、涙が溢れる。
こんなに大好きなのに、彼を守るためにも、私の気持ちを伝えることが出来ない。
翔くんが、私の肩を優しく掴んで、少し引き離す。
私が翔くんを見上げると、翔くんの顔が近づいてきて、私の唇に、翔くんの唇がそっと触れる。
唇が離れて、見たこともないくらいの優しい顔の彼が私を見つめている。
翔「泣くなよ」
A 「翔くんだって、泣きそうな顔してたから」
翔「そうか？笑」
優しく笑う翔くん。
A 「ずるい」
翔「何が？」
A 「なんでも、ない」
私は翔くんの顔を見れなくて、
また頭だけ、彼の胸に寄りかかる。
翔「A、何があっても、ずっと守るから。
俺は、ずっとお前だけが好きなんだと思う。」
あったかい言葉が、私の胸を包む。
私だって、多分貴方を忘れることなんてできない。
A 「、、、。」
翔「嵐じゃなくなっても、一人で抱えるな。
俺は、何があってもAの味方だから。」
A 「うん、」
翔「この先Aが誰を選んでも、
それだけは変わらないから。頼って欲しい。」
A「、優しすぎ。」
翔「重くて、ごめん、笑」
A 「違う。嬉しいの。ありがとう」
翔くんが私をぎゅっと、包み込んで
翔「わりい、酔ってるわ。、、寝るか、」
A 「うん、」
そっと離れて、リビングに向かう
翔「おやすみ」
私の頭を、ぽん、と優しく撫でる
A 「うん、」
それぞれソファに横になる。
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
