eternally117 ページ25
A 「智くんの気持ちもよく分かるの。
今まで、自分を我慢して誰よりも頑張ってきた
智くんが、自由でいられないのも悲しい。
もう、智くんがなりたいように、幸せになっても良いんじゃないかって思っちゃう。
でもやっぱり、嵐がなくなるのは信じられない。
まだ、どうしたら良いか分かんない。」
潤「そうだな、」
智「みんな、ごめん、こんなこと」
翔「謝るのは違うよ。
ここまで走ってきたんだから。」
ニノ「今日は、とりあえずお開きにしよう。
また整理して集まった方が良い」
誰も智くんのことを責めたりしない。
智くんの気持ちは誰よりも理解できる。
だけど、みんなにとって嵐がかけがえのないもので、今さら手放すのは、怖くて。
みんな、同じ気持ちだと思う。
あれからみんなで集まったり、
2人だけで話したり、こんなにメンバーだけで話すこともなくて、お互いの存在が本当に大切だと感じることが多くなっていった。
私も智くんと2人で話したり、他のメンバーと話したりそんな日々が過ぎていく。
_________________
ある日の楽屋で、翔くんと2人きりになる。
翔「A」
A 「ん？なに？」
翔「あれから、智くんと話したりした？」
A 「うん、この間2人で話した。」
翔「なんて？」
A 「気持ちは変わらないみたいね。
でも、辛そう。」
翔「だよなあ。」
A 「智くんが、決意して話してくれたんだもん、
私たちもちゃんと向き合わなきゃって思う。」
翔「Aはどうしたい」
A 「嵐でいたいよ。
でも、智くんが辞めるなら、私も辞める。」
翔「そうか。
俺は、
智くんにも、Aにも嵐でいて欲しい」
真っ直ぐ私を見つめて話す翔くん。
A 「ずるい、笑」
翔「何が？」
A 「ううん、何でも」
翔くんから目を逸らす。
翔「A」
翔くんが切なく私の名前を呼ぶ。
A 「何？」
少し沈黙があった後、
翔「いつからだろうな、
なんかAが遠く感じる時がある。」
A 「なに、それ」
離れていったのは、私じゃない。
私の気持ちから、離れていったのは翔くんなのに。
遠くに感じてるのは、私の方なのに。
翔「俺らって、嵐じゃなかったら、
どうなってたんだろうな。」
A 「どういう、いみ、？」
翔「いや、ごめん、たまに思うんだ。」
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
