eternally116 ページ24
自分のために、じゃなくて
誰かのために、嵐でありたいと思っていたはずなのに
いつからか、翔くんの特別でありたいなんて、
自分の欲ばかりが優先してしまって、
そんな自分が嫌いだったけど、
誰かに必要とされるなら、まだ頑張らなきゃいけない、そんな気持ちになる。
ニノ「我慢するなよ。これからも。」
かなり遅い時間まで付き添ってくれたニノちゃん。
A 「ありがとう。
ちゃんと色々考えてみる。」
ニノちゃんを玄関まで送る。
この日、翔くんの気持ちにお別れして、
ただ、嵐として頑張るために、気持ちを整理しようと思っていた。
私と同じように、嵐でいることに悩んでいるメンバーがいるなんて知らずに、、。
_______________
体調も治って、ニノちゃんに気持ちを出せた私は、吹っ切れた感じがしていた。
翔くんに会って、気持ちが全くゼロになったわけじゃないけれど、もう期待しないで済むおかげで、
少しだけ、気持ちが楽になれた。
そんなある日、智くんが珍しく、
嵐6人だけで話したいと連絡がくる。
こんなこと初めてで、
何となく嫌な予感がする。
みんなで、智くんの家に集まる。
智「みんなごめん、集まってもらって」
そう言って、静かに話し始める智くん。
話の内容は、
嵐を、芸能界を、辞めたい。
という話。
何にも縛られずに自由に生きたいという、
智くんらしいといえばらしいけど、
まさかそんな言葉がこのタイミングで出てくるとは思わず、驚く。
みんなは何も言わずに、智くんの話を静かに聞く。
みんな辛そうな顔をしていて、
私も、嵐が解散なんていう現実が目の前にくると、
そんな日が来るわけがないなんて、変な自信があったと痛感させられる。
ニノ「リーダーの気持ちはわかった。
今すぐどうこうって結論は無理だろうし。」
潤「とりあえず、みんなはどう思う。」
ニノ「俺は反対です。」
智「うん、」
相葉「俺も、嫌だな、リーダーがいなくなって嵐は出来ない。」
翔「嫌ではあるし、嵐をずっと続けていきたいけど、
このまま綺麗なままで終わるという手も、ゼロではないかなとは思ってしまう。」
智「、、うん」
潤「嵐でありたいけど、
ちょっと突然すぎて、俺はよく分かんないわ。」
ニノ「Aは、どう思う」
A 「、、私も、嵐が消えるのはやだ。
でも、、、
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
