eternally115 ページ23
A 「遅いくらいなんだけどさ、長年の片思いが終わったって感じ、ようやく失恋できた」
ニノ「週刊誌が本当とは限らないでしょうよ。」
A 「でも、翔くん私に話しにきた時、否定しなかったんだよね。
かなり前から感じてはいたけど、もう私に気持ちはないし、
私だけが、ずっとしがみついてたのが馬鹿みたいだなあって、」
ニノ「まあ、よくここまで一途でいられるなあとは、関心する。」
A 「馬鹿にしてる？笑」
ニノ「全然。翔ちゃん幸せものだってこと」
A 「幸せじゃないよ。
私が、嵐にいるせいで、翔くんに迷惑かけてる。」
ニノ「あなたのせいじゃないでしょ」
A 「でも、私が嵐にいなかったらこんなことになってない。
それに、もう辛いんだ。嵐でいるの。」
ニノ「ちがうだろ。」
ニノちゃんが低い声を出して、驚く。
ニノ「そういうこと、言うなよ。
Aがいるだけで、みんな嵐でいられるんだって
Aがいなくなったら、みんな辛くなる。
翔ちゃんの気持ちがなくたって、俺らがいるだろ。」
A 「うん、、」
ニノ「翔ちゃんの気持ちが変わったって、俺らがAを守るから。
一緒に嵐で頑張ろうって約束したでしょ。
それに、翔ちゃんが誰と付き合っても、あなたのことは誰よりも特別で大切な人ですって。
それだけは、信じてやって。」
A 「でも、」
ニノ「でもじゃない。
あなたの居場所はここでしょ。」
A 「そう、だけど、」
ニノ「嵐で良かったって思えるから。絶対。」
A 「それは今も思ってる。
嵐が大好きだよ。
大好きだから、
私は引くべきだったのかなって思っちゃうの。」
涙が溢れる。
ニノ「余計なこと考えないで、あなたは嵐でいてくれたら良いの。」
ニノが私のことを抱きしめる。
ぐちゃぐちゃになった感情が、頼れる人がいる、
それだけで、溢れ出して止まらなくなる。
ニノ「もう、忘れな。
翔ちゃんの気持ちは。
忘れられないんでしょうけど、
その気持ちに縛られてるAを見るのは辛い」
A 「、、うん、っ、」
今までの長い長い片思い。
その感情が溢れかえって、ここで終止符を打つんだ、もうお別れなんだと、止まらなくなる。
私が落ち着くまで側にいてくれて、
話を聞いてくれて、慰めてくれるニノちゃん。
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樹(プロフ) - 常夏さん» 嬉しすぎます。幸せすぎるコメント、本当にありがとうございます。 (2022年1月15日 22時) (
レス) id: b08abe3394 (このIDを非表示/違反報告)
常夏(プロフ) - 泣きながら読んでます…。大好きですこの作品！！！ (2022年1月1日 23時) (レス) @page46 id: 3853130063 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月12日 16時
