eternally86 ページ41
豚ちゃんのキーホルダーを握りしめる。
自分が今まで怖くて、避けてきた道を通らなきゃいけない、と考える。
通りたくない、でも、もう、通らなきゃ。
翔くんに電話する
飛び出しそうな、心臓を押さえながら。
翔「A、どうした。」
優しく、大好きで愛おしい声。
A 「ごめん、突然。」
翔「いや、今日大丈夫だったか。ごめんな。」
A 「ううん、私こそ。
あのね、翔くんに大事な話しがしたくて、」
翔「、、うん。明日、遅くてもいいか？」
A 「うん、大丈夫。どこで会える？」
翔「家、行っても大丈夫？夜遅いし、」
A 「大丈夫。ありがとう。
時間わかったらまた、連絡ちょうだい。」
翔「わかった。
ゆっくり、休んで。」
A 「ありがとう、翔くんも、」
電話を切る。
_______
次の日
今日は新発売の飲み物のCM撮影。
嵐、個人個人の撮影でパターンが人数分ある。
撮影の休憩で楽屋に戻ろうとすると、隣の楽屋がニノなことに気がつく。
A 「マネージャーくん、ニノちゃんも今日撮影？」
マネ「あ、はい、隣のスタジオで撮影してますよ。」
A 「休憩そろそろかな？」
マネ「あーどうでしょう、見てきますね」
A 「ありがとう。」
私はニノの楽屋の扉の前で待つ。
しばらくすると、ニノが向こうの廊下から歩いてくる。
ニノ「A、ごめん、待たせた！」
A 「ううん、今時間ある？」
ニノ「うん、大丈夫ですよ。中どうぞ。」
ニノちゃんの楽屋に入って、座る。
ニノ「どうした。」
優しく、私の異変に気がついて、聞いてくれるニノちゃん。
ぎゅ、っと、両手を握って、話す。
A 「あのね、
昨日のことがあって、色々考えて、
私、ちゃんとこの恋を
終わらせられてなかったなって
気がついたの。」
ニノ「終わらせる？」
A 「私、翔くんに、
長い間ずっと、好きだったこと伝えてくる。」
無理して笑顔をつくる。
A 「それで、終わらせてくる。」
ニノ「、、、。そう、ですか。
翔さんが、Aを好きだったら、、どうするつもり？」
A 「知ってるでしょ、
万が一そうだったとしても、事務所との約束で、付き合えない。」
ニノ「、、ごめん、何も、できなくて。」
A 「ううん、ニノちゃんに、この決心、聞いて欲しくて。」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
