eternally49 ページ4
それから、冬になり、
LOVEツアーが始まる。
セトリが、翔くんのソロの次が私で
準備が終わった後、翔くんのソロが聞こえる。
sugar and salt
翔くんの歌声が好きで、
翔くんが歌う、恋愛ソングが甘すぎて、
心がぎゅうって、締め付けられる
翔くんのことで、勝手に動いてしまう、この心をコントロールできない自分が悲しくなる。
でも、
ツアーが始まったことで、壁が出来つつあった翔くんとも、少しなくなってきた気がする。
みんなと、歌って
目が合って、
笑い合って、
ふざけあって、
踊って、
両隣で手を繋いだ温もりが、
全部が、
嵐でよかった、と思わせてくれる。
もう、何でもいい。
嵐でいてくれるなら、もう何にも望まない。
私は、嵐でいられるだけで、本当に幸せなんだ。
そう、思わせてくれた。
__________
年末になり、さらに忙しくなる。
メンバーの誰も、私と村上くんのことは聞いてこなくなって、
聞かれなくて、
どこか、ほっとしている自分がいた。
年末の歌番組とかで、村上くんと仕事が重なることも何回かあって、
みんなの前で会うのが、何故か嫌で、逃げてしまう。
みんなの前、というより
翔くんに見られたくない、そんな気持ちが出てしまう自分が許せなくなるときもあった。
嵐みんなの移動車の中、
私の前の席には翔くん、
座席の間から見える翔くんの、頭を眺める。
私、今、誰を見てるんだろう、、。
嵐でいられるだけで、いい。
でも、私は、何で彼を意識してしまう心が抑えられないんだろう。
セットしていない、ふわふわの髪が愛おしく思えてしまう。
頭の傾きからして、翔くんは寝ている。
隣の席の相葉くんも寝ている。
自分の感情が抑えられなくて、そっと、手を伸ばす
座席から覗く、翔くんの髪に、優しく触れる。
隣の相葉くんが、ん、と寝言を言って
びっくりして手を引っ込める。
何をしてるんだろう、私は。
なんで、こんなにも心の中を支配してしまうのは彼なんだろう。
外を眺めて、涙が流れる。
そんな私を、後ろで潤くんが見ていることに気がついていなかった。
___________
年が明けて、数少ない休みが訪れる
今日は、村上くんと会うことになっていて、
家が近い私たちは、お互いの家を行き来していた。
村上「よ、」
A 「いらっしゃい。」
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樹(プロフ) - やっちさん» はじめてのコメントとても嬉しいです。ありがとうございます。彼らの雰囲気らしい終わり方ができたらな、と思っていますので、引き続き読んでいただけると、嬉しいです。 (2021年9月7日 11時) (
レス) id: afee8f76cb (このIDを非表示/違反報告)
やっち(プロフ) - こんにちは。読ませてもらってます。ハッピーエンドになりますように (2021年9月7日 8時) (レス) id: cc7865b69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：樹 | 作成日時：2021年9月5日 17時
