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A 「ううん、今LINE見たところだった」
村上「既読ついたから、見とるなーと思って電話してん。今、家？」
A 「ううん、今家に向かってるところだよ」
村上「もうすぐ、着くか？」
A 「うん、あと少しだと思う」
村上「今、家の近くにおるから、良かったら会えへんかな？LINEのやつ渡したいな思うて。」
A 「え、悪いよー、あんな高い物」
村上「だって使わへんもん、あるだけ無駄やし」
A 「私なんかが貰っていいのかな？」
村上「家近いし、もらってくれたらありがたいで」
A 「でも、今外で会うとまた撮られるかもだし、村上くんの家まで取りに行くよ？」
村上「あーー。重いし、俺がAの家まで行くで？」
A 「んー、なんか、ごめんね。」
村上「おん全然。家着いたら教えてや。あと部屋番号も。」
A 「はーい、ありがとうね。また！」
電話を切ると
マネ「誰か来るんすか。」
A 「あーいや、村上くんね。でも物貰うだけ。玄関前で。」
マネ「気をつけてくださいよ。週刊誌とか。」
A 「大丈夫だよ。でも事務所的には撮られても問題ない相手でしょ？笑」
マネ「そりゃそうですけど、
メンバーがまた悲しみますからね。」
A 「ふふ、大丈夫だよ」
マネ「メンバーとの関係性はあれから大丈夫ですか？」
A 「んーー、あの時すぐは、みんな納得いってなかったみたいだけど、今は大丈夫かな。
みんな、そこまであの記事のこと聞いてこないし。」
マネ「事務所がAに、聞くなって、言ったんですよ。」
A 「あーそうなんだ。」
あの時1番怒って見えたのは、翔くんだった。
ニノも怒ってたけど、ニノは私の気持ちが矛盾していることに納得がいってなかったからだと思うし。
翔くんは、なんであそこまで怒ってたんだろう。
頼りにしたのが村上くんだったからかな。
私が1番、頼りたいのは翔くんなのに。
マネ「俺的には、すごい皆さん仲良いから、その関係性が崩れないでいてほしいです」
A 「大丈夫だよ、笑
みんな優しいし、平和主義だから」
マネ「家、着きましたよ」
A 「ありがとう、じゃあまた明日」
マネ「はい、10時に迎えにいきます、」
マンションのエントランスに入り、エレベーターになってスマホを取り出す。
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
