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A「ニノちゃん、」
ニノ「なんですか」
ゲームをしながら、返事をするニノ
A「なんか翔くん、怒ってた」
ニノ「話したんすか？」
A 「うん、私の楽屋で」
ニノ「そっとしてやりなさいな。
今は自分のことに集中してなさい。」
A 「、うん。」
あれから、収録中は普通に話してくれるけど
楽屋とか、打ち合わせでも、一切目を見てくれなくなった翔くん。
今さら自分が出した答えに、翔くんとの期待なんてもちろんないけど、距離がすごく開いてしまって、
悲しくなる。
けど、そこから、この感情が紛れるくらい
個人の仕事が立て込む。
自分の仕事で気持ちが紛れるのが唯一の救いだった。
個人の仕事を解禁したことで
バラエティから、雑誌のモデル、ドラマのお話まで
沢山お話しをいただけた。
期待に応えられるように、全力でぶつかり続けることが私に今できること。
A 「はあ、、っ」
マネ「大丈夫すか、Aさん。」
個人の仕事が早めに終わって、嵐の収録のテレビ局につく。
まだ、みんなは楽屋に着いていない。
A 「うん、ちょっと寝る。
みんなが来たら、起こしてくれる？」
マネ「わかりました。」
___________
翔「うす、、、」
楽屋に入るとAがソファに横になって寝ている
個人の仕事が増えたAは、疲れている顔を見ることが多くなった。
翔「、無理すんなよ」
そっと、声をかけて、自分が来ている薄手のカーディガンをAにかける
ニノ「はよー、」
智「っす」
翔「智くん、ニノ、おはよ」
ニノ「A寝てんのか。」
翔「うん、疲れてるな」
ニノ「寝顔はかわいいんすよね。最近何考えてんのか、わけわかんないすけど。」
翔「ふは、笑
おれも、なんか勘違いしてたわ」
ニノ「どんな？」
翔「なんとなくさ、自意識過剰なんだけど
Aも、俺と同じ気持ちなんじゃねえかな、
って思うことがあってさ。」
智「両思いってこと？」
翔「そう、笑
とんでもない勘違いなんだけど、」
ニノ「勘違いねえ、」
翔「ちょっと、A思わせぶりなんだよなあ、笑」
智「そんなことなかったと思うよ。」
翔「うーん、笑
勝手に失恋した気分なんだよな、俺」
ニノ「ほんと、こいつ何考えてんだか。」
A 「ん、、、
あれ、、みんなおはよう。」
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
