eternally30 ページ34
A 「え、？」
翔「記事のこと、俺には、なんか言うことない？」
A 「、、、。特にない、かな。」
沈黙が流れる
言いたいことはある。
違うよ。村上くんとはなんでもないんだよ。
私が好きな人は、あなただよ。
いいたいけど、言えない。
翔「、、はぁ、そう。」
A 「、、迷惑かけます、」
翔「、、っ、それだけかよ。」
A 「、、、。」
あきらかに、態度が悪い翔くん。
翔「、、あぁ、ごめん、
とりあえず、Aが嵐でいられることになってよかった。
無理だけはすんなよ。」
A 「ありがとう、」
翔「じゃ、またあとで」
そう言って、まともに私の顔を見ずに部屋を出る
何となく、この間近くなった翔くんとの距離感が、
今までにないくらい遠くなったように感じた。
___________
メイクと着替えが終わって、みんながいる楽屋にいく。みんなに会うのが、どこか緊張してしまう。
A 「、おはよ」
潤「おう、おはよA」
相葉「A〜！嵐でいられるんだってね！よかったね！」
智「よかったよかった。」
みんなが、たぶん気をつかってくれて
記事のことは触れないように、明るく接してくれる
翔くんは楽屋の端で、新聞を読んでいて
全くこっちを見てくれようとしない
ニノ「ちょい、A」
ニノがこっちに来いと、手招きをする
A「何？ニノちゃん」
ニノ「何がどうなってるんですか。」
A 「村上くんのこと？」
ニノ「ん。」
A 「まあ、、記事を読んで、もらえれば、、」
ニノ「はぁ、この短期間で何があったわけよ。」
A 「、、ごめん」
ニノ「お前さあ、翔さんがずっと好きだったんじゃないんですか？」
A 「、、、。ごめん」
ニノ「意味分かんねえよ。」
A 「ごめんね、」
ニノ「お前は、それでいいの？」
A 「うん、もう、いい。」
ニノ「、そう。
翔さんの気持ちも少しは考えろよ。」
A 「翔くんは、何とも思ってないって、私のこと」
ニノ「あ、っそ。
お前が決めたなら、俺は何も言わない。」
A 「ごめんね、ニノちゃん、いつもありがとう。」
ニノ「ん。」
そう言って、目線をゲームに戻す
そのまま、ニノの隣に座る。
気になって翔くんを、見るけど、いつもみたいに目線は合わなくて、寂しくなる。
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
