eternally24 ページ28
お互い酔っているせいか
なんとなく空気感が違うくて
お酒のせいなのか、空気感のせいなのか
どきどきして、
彼のことが好きな気持ちが溢れてきそうになる
翔「そろそろ遅いし、帰るか？」
A 「うん、今日はありがとう」
スマートに奢ってくれて、
財布を持ってお金を出してる姿もかっこいいな、
なんて、じっと見てしまう
翔「何、笑」
A 「今日、かっこいい」
翔「ふはっ、いつもかっこいい、だろ〜笑」
そう言って、私の頭をぱしっと、優しく叩く
A 「うん、笑」
翔「ほら、タクシー先どうぞ」
2台呼んだタクシーのうち、1台目が先に到着する
A 「うん、今日はありがとうね。」
翔「いえいえ、こちらこそ
また2人でご飯たべよう。」
A 「うん、いく。
またね、お疲れ様！」
翔「おう。」
片手を上げて、見送ってくれる翔くん
なんだか、酔っ払ってしまって
タクシーに揺られながら、ふわふわする
楽しかったな、
いつもより、距離感が近くて幸せだった。
あぁ、やっぱり憧れじゃなくて
翔くんに恋してるのかも、
なんて、自分の気持ちを確かめる。
片思いしたところで、
この気持ちにゴールなんてない恋愛だけど、
今はそばにいられるだけで、
私はそれで、いい、
この関係が壊れるくらいなら、
このままでいたいな....
______________
それから数日後の収録の日、
楽屋には翔くんと、智くんだけ
智「メシどうだった？」
翔「ん？」
智「Aとのメシ」
翔「あぁ、楽しかったよ。
色々話せてよかった。」
智「ほう。
あの日Aかわいかった。」
翔「それな」
智「ふふ、笑」
翔くんの反応が素直で嬉しくなる、智くん。
翔「智くんはさあ、」
智「うん」
翔「Aのこと、好きになったことある？」
智「ん、？好きだけど？」
翔「恋愛的に？」
智「あぁ、それはない」
翔「昔から一度も？」
智「おいらの、タイプじゃ無い」
ばしっと言い切る。
翔「ふはっ、笑
即答！笑」
智「Aは、翔くんのタイプだよね」
翔「俺のタイプわかるんすか？笑」
智「うん、わかる」
翔「ははっ、笑」
智「タイプでしょ？実際。」
翔「まあ、そうかもなあ、」
智「好きなの？翔くん、」
翔くんが、頭をぽりぽりかく。
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作者名：樹 | 作成日時：2021年8月29日 19時
